なぜ自社Blogである必要があるのか?

貴社の重要な財産(記事)が一気になくなってしまったら!?

日本でBlogと言えば、著名人によるBlogツールを使用したBlogですね。
用途によってはとても便利で有益ですが、もし今後グローバルに展開されることをご予定されているのであれば、自社Blogへの切り替えをお薦めいたします!

自社BlogをBlog提供会社で運用する場合のデメリット

理由1:
Blogツールでは独自ドメインの設定ができません。

Googleでは、同じドメインからはある一定の個数までしか検索結果に反映されてきません。
なので、たとえば「六本木 おいしいお店」という記事を書いたとしても、著名人が同じキーワードで記事を書いていたら、検索結果にはほぼ表示されないという結果です。

理由2:
余計な広告が表示されます。
あなたのBlogにBlog提供会社が選んでいる広告が表示されます。
せっかくあなたのBlogに見込客が到達しても、余計な広告に興味をひかれ、サイトを去ってしまう確率が上がります。

理由3:
Blog提供会社の規則に乗っ取って運用する必要があります。
・商用利用の禁止
・突然の仕様変更やメンテナンスが発生する
・ブログの著作権がBlog提供会社側である場合もある
最悪、規約違反をした場合無条件でブログを削除されてしまう可能性もあります。

つまり、Blogツールに記事を投稿した段階で、その記事の著作権はBlog投稿会社に移行してしまうケースがあり、もはやそれは自社の財産ではなくなっているということですね。

理由4:
Blog提供会社がBlogサービスを終了した場合データがすべてなくなってしまう。

それまでの大切な財産が、自身の理由でなくなくなってしまうなんて恐ろしいですね…

理由5:
海外SEOに非常に弱い
ここが本日お伝えしたい一番のポイントです!
国内有名Blog提供会社では国内での認知度は高いですが、海外では認知されていないケースが多いです。そこで海外向けにコンテンツを発信したとしても、検索にひっかかる可能性は弱いです。

自社Blog作るのって大変じゃないかと思われている方、多いと思います。
弊社でも導入していますが、Wordpressなどを使用されると大変便利です。
最初の導入は少し手間がかかりますが、導入後はBlog提供会社と同じような感覚で投稿が可能です。
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コミュニケーションのポイントは全てここから!
AIDAの法則をご存知ですか?

魅力的なプレゼンテーターはこれを実践しています。
Attention|Interest|Desire|Action

2月1日(土)にセミナー「世界の競合にプレゼンテーションで勝つための法則」を開催いたしました。
たくさんの皆様にご参加いただき心より感謝いたします。

ほんの一部セミナーの内容をご紹介させていただきます。
今回はAIDAを主軸に、おもしろいプレゼンテーションの根本的な構造についてレクチャーさせていただきました。

AIDAとは?
http://m-words.jp/w/AIDAE383A2E38387E383AB.html

Attention(注目)

Interest(興味を引く)

Desire(欲求をもたらす)

Action(行動要請)

昔からあるマーケティング用語なのですが、一般的にはそこまで浸透はしていませんね。

まず、プレゼンテーションを聞いてもらうために注目してもらう。
そして興味を継続させ、もっと聞きたい、もっと知りたいという欲求を起こさせる。
最後に実際に起こしてもらいたい行動要請です。

注目させるためにもいくつかの手法があります。話上手だなあと感じる方はこれを実践しています。
プレゼンテーションのみならず、ビジネスシーンで上司や部下と話し合うとき、お客様と交渉する時、プライベートで大切な話を伝えたいとき、全てのシーンで使える方法です。

プレゼンテーションではパワーポイントとにらめっこされる方が多いかと思います。
資料も数値も大切な説得材料ですが、まずは聴き手が面白い!もっと聞いてみたい!そんな気持ちにさせるプレゼン方法について一人でも多くの方にお気づき頂けたら幸いです。

今回は4時間半のセミナーでしたが、これは1日、2日かけてもっともってブレイクダウンしていきたいと感じました。
3月に次回のセミナーを開催予定ですが、同テーマにてお時間を拡大し、お届けしたいと考えております。

seminar2
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アニュアルレポートは誰に向けてのメッセージ?

アニュアルレポートはただの年次報告書ではない。
重要なマーケティング資料です!

 

アニュアルレポートはステークホルダーに向けて発信するツールの一つですが、ここで改めてステークホルダーとは何か?

  • 機関投資家
  • 個人投資家
  • 行政機関
  • 政府
  • 従業員
  • 取引先
  • 金融機関

アニュアルレポートは誰に向けて発信するもの?と質問されると、ついつい投資家に向けてという概念にとらわれがちです。
しかし、取引先に会社案内としてお渡しする企業様もありますし、企業の内側から見がちな従業員にとってみれば、
自社の経営陣の考えを知ることができる希少なツールです。

ステークホルダー(読み手)をきちんと想定して読み手にとって有益な情報を盛り込み、うまく活用することで、アニュアルレポートの費用対効果は各段にあがります。

日本でよく見られるアニュアルレポートで残念なポイントは、過去の業績や実績にフォーカスしすぎる傾向があります。

例えば、アニュアルレポートを投資家の観点から見てみるとします。
その企業に投資したい!と思う要素として、過去の実績も重要ですが、その企業にどの程度の将来性・可能性があるかがポイントになります。

企業の「現在と今後」にもっとフォーカスしてテキスト(内容)を展開することで読み手にとってより有益なレポートになるのです。

また、日系企業があまり得意としないKPI (業績評価指標)についてより具体的に明示することも重要です。
具体的な数値目標を設定し、達成するためにどのような経営陣がどのようなオペレーションを行うのか説明してください。
ゴールまでの達成状況を具体的に報告することも有益なレポートとされるポイントです。

また、経営者がどういった数値や指標をKPIの判断基準にしているかも盛り込むと数値への信頼性が増しますね。

Walmart社のアニュアルレポート(PDF)内のMD&A(21ページ)は非常に良い例ですのでご紹介いたします。
Company Performance Metricsには具体的にKPIをどういった単位で評価するのかなどが記載されています。

1

※画像クリックで拡大します。

全体的にも非常によくできているレポートですので、是非ご一読ください。

アニュアルレポートは、ただの年次報告書ではなく企業の主要マーケティング資料として使用できるツールです。

あなたも一人のステークホルダーです。
あなたの欲しい情報は何か?あなたの知りたい情報は何か?それが貴社のアニュアルレポートには盛り込まれていますか?

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日本と米国ではちょっと違う、アニュアルレポートの定義

海外に発信していくご予定があれば、まずは海外のアニュアルレポートの定義も知っておきましょう!

日本ではアニュアルレポートを「年次報告書」「ディスクロージャー」など、様々な形態と用途で使用されていますが、米国のアニュアルレポートとは米証券取引所(SEC)が義務付けるレポートであることをご存知でしたか?

本日はアニュアルレポートとは何か米国の定義にて、簡単にご説明させていただきます。
定義:

  • シェアホルダー(株主)に会社情報を開示する、主要な公式文書
  • CEOのメッセージ、財務諸表、経営成績、セグメント別情報、新製品/サービスの展望、子会社の活動、研究開活動などを盛り込んだ報告書

引用元:
http://www.sec.gov/answers/annrep.htm

株主総会を開催する会社は、株主へアニュアルレポートの提出を義務付けられています。

引用元:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

1974 年には、開示情報を更に幅広いものに特定し、アニュアルレポートの必要性を強化。
企業は強化項目である、法令順守(コンプライアンス)に関する報告をするためにアニュアルレポートにおける弁護士の役割が増えた。

引用元:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

では、アニュアルレポートで開示が必要とされる情報は何か?
その1:
財務情報およびそれに付随する財務情報

  • 貸借対照表(2年分)
  • キャッシュフロー計算表(3年分)
  • 財務情報(5年分)

(売上高、営業利益、経常利益、長期負債、償還可能優先株、一株当たりの配当金等の情報を含む)

その2:
MD&A(正式名称:Management’s Discussion and Analysis)
経営層による財務状態と経営成績の分析報告
(資金の流動性、資本調達、経営成績、業界の傾向、重大な報告事項(例:合併や訴訟))

その3:
主な取扱製品/サービス/製品の原材料や新製品の開発状況

その4:
役員紹介

その5:
自社の株式情報

引用元:
http://www.inc.com/encyclopedia/sec-disclosure-laws-and-regulations.html

 

最後に僕が推奨するアニュアルレポートのリンクをご紹介いたします。
Agnico Eagle社
http://ir.agnicoeagle.com/files/doc_financials/2012/AEM-2012-AnnualReport.pdf

このアニュアルレポートの素晴らしさは今後のBlogで説明させていただきます!
次回は、アニュアルレポートを実際にうまく使っている企業をご紹介いたしますのでお楽しみに。

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今回は英語のドラフト原稿もご参考までに記載させていただきます。

Definition:
The annual report to shareholders is the principal document used by most public companies to disclose corporate information to their shareholders. It is usually a state-of-the-company report, including an opening letter from the Chief Executive Officer, financial data, results of continuing operations, market segment information, new product plans, subsidiary activities, and research and development activities on future programs. The Form 10-K, which must be filed with the SEC, typically contains more detailed information about the company’s financial condition than the annual report.
http://www.sec.gov/answers/annrep.htm

Legally required for any company that has an annual shareholders’ meeting
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

“In 1974, the SEC tightened requirements on annual reports by specifying a broad range of information that must be provided, and it frequently amended them in subsequent years. Corporations have consequently made greater efforts to scrutinize their reports for compliance with the law, increasing the role of lawyers in producing what was once the work of accountants.”

From:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report
What is required in the annual report:
・Certified financial statements and other specific items.

    • Two-year audited balance sheet and a three-year audited statement of income and cash flows.
    • Five years of selected financial data (including net sales or operating revenues, income or loss from continuing operations, total assets, long-term obligations and redeemable preferred stock, and cash dividends declared per common share).
    • Management’s discussion and analysis of the firm’s financial condition and results of operations. (discussions of the firm’s liquidity, capital resources, results of operations, any favorable or unfavorable trends in the industry, and any significant events or uncertainties).
    • Brief description of the business covering such matters as main products and services, sources of materials, and status of new products.
    • Directors and officers of the corporation must be identified.
    • Specific market data on common stock must also be supplied.

From
http://www.inc.com/encyclopedia/sec-disclosure-laws-and-regulations.html

Here’s an annual report from a company that does it right:
http://ir.agnicoeagle.com/files/doc_financials/2012/AEM-2012-AnnualReport.pdf

(We’ll evaluate this report in detail in the future)

NEXT: How do Smart Companies Use Their Annual Report?

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ランディングページのベスト・プラクティス

海外のランディングページでケーススタディ‐Kin‐(後編)

先日のBlog「ランディングページのベスト・プラクティス‐海外のランディングページでケーススタディ‐Kin‐(前編) 」の後編です!
本日は、最も重要なテキスト(内容)部分についてケーススタディしましょう。

Kin のランディングページはこちら

まずはトップページ

1

ここが一番重要な見出し部分ですね。
実はちょっとメッセージが弱いなというのが正直な感想です・・・

Streamline HR for your entire team with Kin(Kin を使って社内(チーム)の業務効率化をはかろう)という見出しですが、
「業務効率化」って漠然としていませんか?

もし、僕だったらこんな風にライティングします。
下記のOriginalが原文、Revisedが僕のリライトしたライティングになります。日本語訳も付けておきますね。

Original
Streamline HR for your entire team with Kin

Revised
Main headline(見出し)
Attention: HR Professionals
Say goodbye to paperwork mountains, lost files, missed deadlines, and chasing employee responses―forever!

(日本語訳)
人事担当者の皆さま!
膨大なペーパーワーク、ファイルが多すぎて見つけられない、期日管理と従業員のレスポンス確認に追われて仕事が手につかない…そんな無駄な業務から永遠に解放されます!

Sub-headline(小見出し)
Kin turns your corporate HR into a frictionless machine, letting you concentrate on people, not paper.

(日本語訳)
Kin は人事業務をスムーズし、ペーパーワークに追われることなく本来の業務である「人事」に集中することができます

テクニック 1:
誰にこのサービス/製品を提供したいか?
Kin の現在の見出しでは、誰がターゲットなのか不明確ですよね。
“State who the service/product is for to get their attention (Attention: HR Professionals)”

テクニック 2:
見出しで伝えきれないサービス/製品のベネフィットを小見出しで補足することで、ランディンページ全体を読んでもらえるよう誘導する
“Use a combination of headlines and subheadlines to advertise the rest of the landing page/get the visitor to continue reading”

テクニック 3:
ターゲットユーザーのWIIFM (What in it for me?)を見出しに盛り込む
“Use the headline to answer the WIIFM for the target user (HR pros in this case)”

今回のターゲットはプロの人事担当者です。Kin を導入しようと検討する会社はある程度(10人以上)の規模であり、組織化もしくはこれから組織化しようとする会社ですね。
その人事担当者が困っていること、悩んでいることを解決してくれるシステムであることを見出しで具体的に伝えることが見込客の「心をつかむ」=「ラインディングページ全体を見て、CTA(行動要請)に結びつけること」が出来るのです。

ビデオの内容は?

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実際のユーザーの声を発信しています。
前編でご説明した通り、ユーザーの声、これは絶対です。
いいですね!

では、本文にはいっていきましょう。

ここでやっと本製品のベネフィットが出てきましたね。
見出しに盛り込まれていないところが少し残念ですが、見込客はこの製品のベネフィットについて知ることができます。
(弊社社員によくベネフィット?と聞かれるので、しつこいようですが、補足します。僕は日本語でいうメリットをベネフィットと言います。和製英語は難しい!)

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ここでは下記のような悩みを解決しますよ!というメッセージが含まれています。

  • たくさんの紙やフォルダの中から人事情報を探して苦労されている人事担当者の悩みを解決
  • 面倒で煩雑なインストールは不要で、ただウェブ上でアクセスするだけ。簡単に導入できることで、IT部門から駆り出される人員も減りますし、導入後の運用テストなども大幅に削減されコストカットにつなげる

見込客が実際に得ることの出来るベネフィットが理解でき、良いと思います。

 

下記以降は、具体的な機能についての説明になります。

3

このページの良いポイントは、実際の画面を閲覧でき、もっと見たい場合には赤枠をスクロールすることでページ全体を閲覧できることができます。

 

期日管理、レスポンス管理をウェブ上で簡易的に管理できるページ

4

 

 

従業員の休暇をウェブ上で一括管理できるページ

5

ベスト・プラクティスのポイントに、ターゲットに向けて簡潔に一貫性を持ったページにするこが挙げられます。
Kin のランディングページでは製品以外の無駄な情報はいないところが良いですね。

ここで補足です。
サービス/製品とターゲットによって簡潔であればベスト・プラクティス!とは一概には言えません。

  • 読む人の知識、興味
  • 内容の複雑さ
  • サービス/製品の値段
  • ターゲットと貴社のこれまでの関係性

ターゲットによって簡潔に機能を説明するだけでは、興味を持たない方もいます。より詳説な製品紹介が求められる場合はランディングページが簡潔(短い)必要はありません。

貴社のサービス/製品、「誰に(ターゲット)、どういったメリットを提供するのか」ぶれないWIIFM 確立できていますか?

弊社では、WIIFM を効果的にお伝えするお手伝いをさせて頂いております。

自社サービス/製品の英文見出し、キャッチフレーズに疑問を持たれている方、もしかしてこれってターゲットに何も伝わっていないのでは…と少しでも疑問に思われる方、すでに英語のWebサイトをお持ちの方、本当に貴社の英語サイトは伝わる英語で書かれているか、弊社で無料査定も行っております。
ぜひinfo@iinetto.comまでお気軽にお問合せください。
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IRケーススタディ:
読者が読みやすいIRサイトとは?

リリースの成功例 –PotashCorp-

以前「IRケーススタディ:会社にとって不利益な情報をどう発信するか!?」でPotashCorp社のリリースをご紹介させて頂きました。

本日は、PotashCorp社のリリースの成功の秘訣についてご紹介いたします。

ポイント1:
トップページの見え方

News ページをクリックして赤枠の部分をクリックした画面がこちら。
PotashCorp

該当ページはこちら

見出しと内容全体が確認できるテキストが表示されています。
読者ははじめのページでリリースの内容について理解することができます。
日本企業のリリースページは見出し+PDFの添付という例が多いですね。
もうワンクリックの手間が読者を逃していると思ってください。
ユーザビリティは読者にリリース内容を読んでもらうための大前提です。

また、ウェブ上に直接テキストを入力することで検索にもかかりやすくなりますので読者が知りたいキーワードを入力すれば確実にヒットしてくるのです。

ポイント2:
リリースの頻度

Potash社のリリースの頻度は週1~2回以上
かなりの頻度ですね。
リリースを頻繁に発信するメリットとして、会社情報を読者にダイレクトに発信することは勿論、SEO対策にもなります。

ポイント3:
マーケットデータをエクスポート、シェアできる

上記の赤枠のMonthly Market Date Update をクリック
もしくは右上の赤枠のDATA TOOLをクリック

PotashCorp2

PotashCorp4

該当ページはこちら

Monthly Markets Information – Date Tool で
データが業種別、年別でソートし、またcsvデータにエクスポートすることができます。
データを分析したい投資家にとってはとてもユーザビリティが高いですね。

ポイント4:
理想的なライティングとフォーマット

PotashCorp3

該当ページはこちら

これは前回と重複しますが、逆ピラミッドの法則、ハイライトの記載、様々なツールで読者に情報を発信している。
役員からのスピーチも動画で発信されています。

ざっと内容を知りたい読者、もっと熟読したい、様々な読者に対してユーザビリティの高いリリースといっていいでしょう。

貴社のリリースと比較していかがでしょうか?
ポイント1はすぐにでも実践できるポイントではないでしょうか。
有益な情報を盛り込んでいるIRサイトであったとしても、まずはそこに読者が辿り着かなければ意味がありませんね。
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ランディングページのベスト・プラクティス

海外のランディングページでケーススタディ‐Kin‐(前編)

先日のBlog「ランディングページがなぜ必要か?」でランディングページの目的についてはお伝えいたしました。

では具体的にどういったランディングページがベスト・プラクティスなのか? Kin(業務効率化ソフト)のランディングページでケーススタディしましょう!

ポイント1:
WIIFMを盛り込む
WIIFM = What’s in it for me? (それって私にどんなベネフィットがあるの?)

これは初めてお話しますが、マーケティングで重要なポイントです。売る側はまず、この製品の良さをどうやって見込み客に伝えようと考えますよね?
でも、見込み客は「この製品を買ったら自分にどんなベネフィットがあるんだろう」そういった観点からサイトを訪れます。
(僕は日本語で言うメリットをベネフィットと言っています。和製英語って難しいですね。ご容赦ください。)
まず、この双方の観点がまず食い違っていると見込み客にとってとてもつまらない、興味の沸かないランディングページになってしまいますので十分ご注意ください。

ポイント2:
WIIFMがヘッドライン(見出し)に盛り込まれているか

見込み客のランディングページの滞在時間の平均時間は8秒と言われています。半数以上の見込み客は興味が持てなければ8秒以内に別のページに移動してしまいます。
トップページでいかにWIIFMをアピール出来るかがランディングページの滞在時間を延長させられるかのコツですね。
ですからヘッドライン(見出し)のキャッチコピーは本当に重要です!

Kinのキャッチコピーはちょっと惜しいな、、、というのが正直な感想です。
僕だったらどんなキャッチコピーにするかはまた次のBlogで!

ポイント3:
Call to Action(行動要請)

このランディングページのCTAは「TRY KIN FREE」を見込み客にクリックしてもらい、データベースを集めることです。

Kin のランディングページには「TRY KIN FREE」ボタンがトップに来ていますね。僕は顧客に十分にWIIFMを伝えた後に、CTAはあったほうがいいと考えています。

kin2

ポイント4:
余計な情報は盛り込まず、見込み客の求める情報を一貫して伝える

ポイント5:
ビデオを使って、WIIFMを伝える

ビデオがあることでコンバージョン率は80%までアップすると言われています。
トップページにビデオへのリンクがあると見てみたいという欲求が生まれるのは不思議ですね。

Kinは上手にトップページにビデオへのリンクを載せていますね。
ただし、ビデオの内容も重要です。ここでも必ずWIIFMを盛り込んだ内容にしてください。そして見込み客が抱える疑問や質問に答え、ユーザーが求める情報を盛り込むことで視聴時間がぐんと長くなります。

kin

ポイント6:
ユーザーの声を載せる

これは絶対です!
実際のユーザーの声や顔写真があるだけで製品や情報の信憑性が格段にアップします。日本人は特に実績や信頼性を重要視されると思いますので、是非実践してください。

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次のBlogで後編をご紹介いたします! 本Blogでご質問などございましたらinfo@iinetto.comまでご連絡ください。

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見込み客を集客する超優秀な営業マンを育てあげる仕組み

知っておくと営業コストが抜本的に改善される!Inbound Marketing (インバウンドマーケティング)

Step1
見込み客を貴社のウェブサイトに集客するためのツールで漏斗(ロート)の縁までお客様を呼び寄せます。
(こちらの図は私の手書き画像になりますので、少々の雑さはご容赦を!)

WS000522

ツール例
–    広告
–    Landing Page(ランディングページ)
–    Squeeze Page(スクイーズページ)
–    Facebook
–    Twitter
–    名刺リスト
–    キーワード

Step2
魅力的なチーズを準備して、漏斗(ロート)の縁にいる見込み客を漏斗の中に呼び込みます。
チーズとは、見込客が無料で入手できる、魅力的な情報や商品のことです!
このチーズが非常に大事なポイントです。

WS000526

例としては、先日スクイーズページでご紹介させていただいたDean Jackson氏の無料e-bookはまさにチーズの代表例です。
見込客はこの情報欲しさに氏名とアドレスを登録してしまいます。

化粧品のサイトは一番身近で理解しやすいかもしれません。
まず、広告やFacebookなどで「無料お試しセット」のというリンクがあったら、女性ならばちょっとクリックしてみようかな、という気持ちになりますよね。
クリックすると、氏名・住所・性別・電話番号・メールアドレスを入力するページに飛ぶ仕組みになっています。

ただ入力するだけであれば面倒な作業ですが、見込客は無料お試しセットが欲しいという目的があるので、抵抗なくデータベースを提供してしまいます。
そうすることで、化粧品会社は大量のデータベースを入手することに成功しています。

Step3
入手したデータベースを使用して、見込客の分析を行い、見込客との関係性を築いていきいきます。

ツール例
–    メルマガ
–    Blog
–    ニュースレター
–    Facebook

顧客がどういったチーズから漏斗に入ってきたかで、見込客が欲しい情報が何かをある程度分析することができます。上記のツールを使用し、定期的にコンタクトをとることで見込客との関係性を深めていきます。

Step4
本当に買って欲しいものを見込客に買ってもらう

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継続的に見込客に有益な情報を提供することで、見込客は情報や製品に興味を持ち、貴社が最終的に売りたいと目標にしているものに到達する(上記図の赤丸の地点)のです。

「これ買ってください!」と営業をしなくても、見込客から「買いたい!」と言ってくる、そんな仕組みです。

オンライン・マーケティングのメリットは何か。
–    ウェブサイトは24時間働いてくれる営業マンであること
–    世界各国、少しの経費で動き回ってくれるコスパのいい営業マンであること
–    お客様が商品や情報に価値があると判断し、購入してくれるのでお客様に愛される営業マンであること

どんな商品なのか、どんな会社なのか、なんだかよくわからないのに、「この商品はここがいいから買ってくれ」というゴリゴリの営業マンではありません!
会社側にとってもお客様側にとっても素晴らしい関係を築ける理想の営業マンです。

今日の一つの重要ポイントはチーズを何にするかという点です。
それを知るためには見込客が求めている情報や欲しいものが何であるかを知ることです。
貴社のウェブサイトのキャッチコピー、ただの製品案内では誰もほしいとは思いません。
それを購入することでお客様はどんなベネフィット(メリット)が得れるのか?

是非、同僚の皆さまとブレインストーミングしてみて下さい!

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IRツールのベスト・プラクティス - Part Ⅱ-
コーポレート・ガバナンス

推奨したいコーポレート・ガバナンスの見せ方をご紹介します!

日本企業のウェブサイトやアニュアルレポートでよく見るコーポレート・ガバナンスのイメージってどんなものでしょうか。

このような図をよく見かけます。

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そもそも、コーポレート・ガバナンスってなんなのか…

首脳部で決定された方策をいかに実行するかはマネジメント(運営)、その運営状況をいかに管理・監督するかは内部統制(内部管理・監督、Internal control)、さらに企業のシステムが健全に機能しているかを審査するのは監査(内部監査と外部監査に別れる)という。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9

上の図は確かに、その運営状況をいかに管理・監督するかは内部統制しているかを表しているのですが、ではその委員会が何のための委員会なのか?どんな役員で構成されているのか?この図では理解できません。

ではどんなコーポレート・ガバナンスの見せ方がベスト・プラクティスなのか? 本日、IR Global Ranking にもランクインしているいくつかの会社をモデルにご紹介させて頂きます。

ケース・スタディ1:
Life Technology社
この会社の素晴らしい点は、経営層および役員の顔とポジション、バックグラウントを非常に細かく開示している点です。また委員会の構成員もわかりやすく表示されています。

Managementページ

ManagementPage

https://ir.lifetechnologies.com/management.cfm

Board of Directorページ

Board_of_Director_page

https://ir.lifetechnologies.com/directors.cfm

Committee Compositionページ
一目で委員会の構成メンバーが解り、かつ氏名左をクリックすると各役員の詳細が閲覧できるようになっています。

Committee Composition1

Committee Composition2

https://ir.lifetechnologies.com/committees.cfm

ケース・スタディ2:
SHELL社です。

この会社の良いポイントは委員会の内容が明確に記載されていること。また、構成員が写真から一目で理解できる点です。

shell

http://www.shell.com/global/aboutshell/investor/corporate-governance/committees.html#textwithimage

他にもコーポレート・ガバナンスを読み手に効果的に伝える手法として

  • 社外取締役・社外監査役のQA
  • 会長と社長の対談
  • 社外取締役の役割を明確に記載する

なども挙げられます。

テンプレート化している日本企業のコーポレート・ガバナンスページ。
難しい文章で体制についてつらつら書いても、重要なことは読み手には伝わりませんし、それは読み手が求めている情報ではありません。

Life Technology社SHELL社のIRサイトはとても参考になります。
是非、他のコンテンツもご覧になってください!

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Call to Action: 「魔法の9ワードメールメッセージで、重要な潜在顧客を甦らせます!」

アメリカの有名マーケターDean Jackson氏の広告をケーススタディに、見込み客を自社サイトへ誘導するノウハウをご紹介いたします。

先週Squeeze PageについてBlogを投稿させていただきました。

Squeeze Page (スクイーズページ)って聞いたことありますか?

こういったサイトの仕組みをDirect Response Marketing (ダイレクト レスポンスマーケティング) といい、広告を発信した相手からなんらかのリアクションをもらう仕組みです。

どういう仕組みになっているか前回に引き続きDean Jackson氏の広告でご説明します。 “Call to Action: 「魔法の9ワードメールメッセージで、重要な潜在顧客を甦らせます!」” の続きを読む