日本語もグローバルスタンダードに
先日「あいまいな日本語からいい英語は生まれない 」にて発信させていただきましたが、
日本人は冗長的であいまいな表現を好むため、文章の内容が非常に分かりにくくなる傾向があります。
せっかくのレポートも読み手に正しく、わかりやすく伝わらなければ全く意味がありません。独りよがりな日本語ではなく、読み手の立場にたって一度ご自身の文章を読んでみてください。
日本語も英語も分かりやすいライティングをするコツは一緒です。
1文をできる限り短くし、シンプルな構造にすることです。
では、日本語の場合の1文の文字数の目安は?
人間が情報を保持できる時間は3秒だそうです。そして1秒間に読むことができる文字数は10文字程度。
ですから目安は「10字×3秒=30字」です。
行政文書なのは特性上30字で納めることが難しいため、60字が目安です。
1文を短くするこつはこちらのサイトをご覧ください!
http://csms-seo.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/sentence-45e8.html
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決算短信の定性情報でよく見かけるのですが、かかりが多く、表現があいまいな、非常に文章の長いレポートを拝見する機会があります。
ネイティブの日本人でさえ、かかりがどこなのか、言いたいポイントが何なのか、もはや理解できない文章になっているのです。
特に業績が悪化した場合などは、原因と結果をあいまいに表現したいという背景があるのでしょうが、内容を理解できないレポートをだれが読んでくれるのでしょうか?
1文に1トピック、30字以内、このルールを実践するだけでぐんと読みやすく、理解しやすい文章になります。
英語化を前提とした文章であれば尚のことです。
伝えたいポイントが明確な文章であれば、英語に翻訳しても間違った理解で翻訳されることはありません。
ビジネス文書は特に、グローバルスタンダードなPlain Japaneseにしていくべきではないでしょうか。
是非、実践してみてください!
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