安易に使用している感嘆符(!)。
英語圏と日本では微妙にニュアンスが異なることをご存知でしたか?
日本で見る英語に翻訳された文書に表記されている感嘆符(!)を見て、たまにどきっとすることがあります。
感嘆符の使用方法が英語圏と日本では微妙に違うのですね。
感嘆符は、英語での使用方法を間違えるとネイティブに不快感を感じさせることがありますので要注意です。
中学生の授業で感嘆文の最後には必ず感嘆符を付記すると習いましたが、文法の観点から安易に判断せず、文意で使用されることをお薦めします。
英語圏では主に、注意、警告、怒り、強調を表現する際に感嘆符を付記します。
我々日本人は、感嘆符を主に強調文で汎用する傾向があります。
例えば、日本語の文章を単純に英訳して、感嘆符を付記したことで意図していない怒りを込めた文章になってしまうケースがあります。
明らかにいい意味を表現している場合や下記のようなセールスレターの文言であれば問題ありません。
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※但し、これはセールスレターの場合はOKですが、個人的なレターの場合は避けたほうがいいですね。
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そもそも、感嘆符は元来の日本語の正書法にはなく、海外から伝わってきてから日本独自の使用方法やニュアンスが築かれたものです。
ここにも英語圏と日本でのダブルスタンダードが生まれていますね。
日本語を英語に翻訳される際には、グローバルスタンダードなニュアンスで感嘆符を使用していきましょう!
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Mia Omatsuzawa 大松澤実絵
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