貴社の英語版ウェブサイト、アニュアルレポートのレイアウト、ネイティブは違和感を感じているかもしれません!
英語と日本語の性質の違い
- 英語のアルファベットは半角表記、日本語のひらがな、漢字、カタカナは全角表記が主流である
- 英語は単語(ワード)単位で、日本語は文字(キャラクター)単位である
実は、これらの性質の違いが各言語の理想のレイアウトに深く関係します。
日本語は箱組といわれる、一行の文字数が一定であることが見やすく理想的なレイアウトです。
例:弊社ホームページのトップページです。 赤枠で囲んだ箇所をご覧ください。
一行9文字で一定しています。
箱組を英語に適用すると、このようにハイフネーションが入り文字間に不規則なスペースが入り、読みづらいレイアウトになります。
ハイフネーション (ハイフン)を取ると更に読みやすくなります 。
左寄せのレイアウトは右に不規則なスペースが入るので、違和感を感じる方も多いかもしれませんが、ネイティブにとってはこれが読みやすいレイアウトとされています。
日系企業の英語版アニュアルレポートのお手伝いをさせていただく際、日本語と同じ感覚で箱組をご希望されるお客様が多いのですが、文字の性質やネイティブの観点を考えると箱組は理想的とはいえません。
米証券取引所(SEC)でも左寄せのレイアウトを推奨しています。
ご参考までマイクロソフトWord 2010でハイフネーションの設定する方法はこちらです。
知っていると知らないでは大きな違いです。読み手の観点で読みやすさを追求して行きたいですね!
引用元:米証券取引委員会(SEC)より http://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf
We tell your story to the world!!
The following two tabs change content below.

Mia Omatsuzawa 大松澤実絵
Chief Executive Officer (CEO) : One World Link Inc.
英語のコミュニケーションにお悩みの方、私にご相談ください。真のコミュニケーションを、心と心のコミュニケーションの実現をご提供いたします。
担当記事:主に英語のコミュニケーション、ライティングについての記事を担当。また、価値あるグローバルな情報をいち早く日本語で皆様にお届けいたします。
mia@oneworldlink.jp
Facebook(Mia Omatsuzawa)

最新記事 by Mia Omatsuzawa 大松澤実絵 (全て見る)
- 財務データをChatGTPに翻訳させるのは要注意 - 3月 21, 2025
- The No.1 Reason Japanese and English Writing Are Incompatible - 3月 19, 2025
- 日本語の文章を直訳の英語で表現するのが容易ではない最大の理由 - 3月 19, 2025
- 10 Quotes From Global Investors That Will Make You Rethink Your English Communications - 3月 13, 2025
- 英語開示の重要性を考え直す海外投資家からの声 - 3月 13, 2025