絶対に知っておくべき英文ライティングの常識7つ

言葉も時代とともに変化する。生きた言葉で伝えることの大切さ

グローバルビジネスに関わる皆さまは、英文を書いたり、チェックしたりする機会がある方も多いのではないでしょうか。
基本的な英文法は大丈夫!と自信のある方も、実は学校や英会話教室で勉強したことが、今の常識では間違っているなんていうことがあるかもしれません。

英語ネイティブ向けの英語サイトで、文法においてよくある誤解に関する記事がHubspotに投稿されていました。
英文ネイティブに向けて書かれている英文ライティング手法ですから、私たち日本人にとっては、少しつっこんだ内容になっています。
グローバルビジネスに関わり、英語に携わっている方々においては、知っていて損はない情報ですので、日本語でご介させていただきますね。

1.文の終わりに前置詞を使ってもいい

前置詞を文の最後に使用してはいけないと、習った記憶がある人も多いのではないでしょうか?
実は、前置詞を文の終わりに使うのは、正しい文法。

「Which building is he in?」
「Bob has a lot to be happy about.」

カジュアルなメールだけでなく、フォーマルな文書でも大丈夫です。

たとえば、

「Bob has a lot to be happy about」
「Bob has a lot about which to be happy.」

どちらも文法上は正しいです。そんな時、何を基準に選んだらいいのか?
最初の文は、前置詞を最後においていますが、単純な文章で理解しやすいですよね。
2つ目の文章は冗長的でなんだか堅苦しく聞こえます。

判断に迷ったら前置詞の場所ではなく、文のわかりやすさで選んでください。

2.不定詞と動詞の間に他の単語をいれてもいい

プレインイングリッシュでは、「to walk」や「to see」などの、不定詞と動詞はなるべく近くに置く、という原則があります。
しかし、文法的には他の単語を間に入れても誤りではありません。

“to automatically update an account.”

こちらの例文でも問題なく使用できます。
ただ、動詞の目的語が離れることで文章の意味がわかりづらくなってしまう場合や、不自然になる場合は、止めた方がよいでしょう。
また、あまりたくさんの単語を挿入することは動詞の目的が不明確になってしまうため避けたいところです。

3. 「i.e.」と「e.g.」の意味は違う

「i.e.」と「e.g.」の意味が違うことはなんとなく知っていても、具体的にどのように違うのかと質問される「はて?」となってしまう人も多いのではないでしょうか?
実は、全く違う意味ですので、気をつけてください。

「i.e.」は、「つまり」「言い換えると」といった意味になります。
「e.g.」 は「例としてあげると」「たとえば」といった意味になります。

次にこのような表現を見かけたときは、注意してみてくださいね。

4. “–” と “—” の意味は基本的に同じ

“–” はen ダッシュ、 “—” はemダッシュと呼ばれます。
一文を分割したり、説明的な表現を挿入したりする際は、どちらのダッシュも使用できます。

ただ、それぞれ独特の使い方もあります。
「–」は、期間を表したり(例:that will take 5–10 minutes)、異なるものを併記したりする(例:we crossed the Spanish-French border)ときに使用します。

「—」は、引用を示す際に使用します。(例:’To be or not to be, that is the question.’ —Shakespeare”)

5.子音が始まる単語の前にはAをつけて、母音で始まる単語の前にはanをつけるわけではない

ほとんどの場合は、子音が始まる単語の前にはAをつけて、母音で始まる単語の前にはanをつけることで問題ないのですが、正しくは、子音の音で始まる単語の前にはaをつけ、母音の音で始まる単語の前にanをつけます。

つまり、「I have an RSS feed」 が正しくて、「I have a RSS feed.」は間違えていることになります(アールエスエスのアが母音発音のため。) どちらが正しいのか疑問に思ったら、口に出して発音してみるといいですね。

6. Andやbut、 orで文を始めてもいい

Andやbut、 orで文章を始めてはいけない!と学校で習ったことを覚えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、現代の作家やライターは、特に気にすることなくAndやbut、 orで文を始めています。

結局はスタイルの好みとなります。使用した方がわかりやすい場合は使用しましょう。
どっちでも同じ、あるいは無い方が読みやすいと考えられる場合は使用しないという考え方をすればいいでしょう。

生きた言葉で、伝える

言葉は生き物。

もちろん基本はそう変わるものではありませんが、時代と共に変化する部分も多くあります。
また、何が「一般的」かという基準も、時代と共に変わります。
日本語も同様ですが、文章や話し言葉には流行りすたりがあります。

iinettoでは、変化し続ける海外のトレンドをタイムリーに発信していきます。
皆さまに海外で勝てる!コミュニケーションの必勝法をお伝えしていきます。

海外コミュニケーションでお困りの方、いつでもお気軽にご相談ください。

参考サイト:
Hubspot
http://blog.hubspot.com/marketing/grammar-myths

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Mia Omatsuzawa 大松澤実絵

Chief Executive Officer (CEO)One World Link Inc.
英語のコミュニケーションにお悩みの方、私にご相談ください。真のコミュニケーションを、心と心のコミュニケーションの実現をご提供いたします。 担当記事:主に英語のコミュニケーション、ライティングについての記事を担当。また、価値あるグローバルな情報をいち早く日本語で皆様にお届けいたします。      mia@oneworldlink.jp  Facebook(Mia Omatsuzawa) 

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