今回のブログではHarvard Business Review(以下、HBR)のある記事を紹介したいと思います。
「エグゼクティブの英語力は投資家の判断を左右する」というもので、非常に興味深い研究結果が報告されています。
以下、HBRの記事を日本語に要約しましたので、シェアさせていただきたいと思います。
投資の世界はグローバルになりました。
今日の外国ファンドが保有する上場企業の株式は、2000年から8倍以上に増えています。
そんな中、多くの米国企業が取り入れているのが「earnings calls」というものです。
「earnings calls」とは決算報告の電話会議のことで、ライブ配信する企業が増えてきています。
海外ロードショーベストプラクティスーアメリカ編(前半)
どのような投資家のためにプレゼンを作るか。長期投資家?あるいは短期の利回りを強調する投資家?というターゲットを特定することも大切ですが、プレゼンの目的は、会社のビジネスモデルとその業界におけるリーダーシップにおいて投資をしてもらうためのアピールです。基本、長期・短期どちらの投資家でも、求めている点はほぼ共通しているといってよいでしょう。 違いがある部分については、個別ミーティングを持つ、あるいは、その投資家向けのスライドを数枚補足してあげることで、十分にカバーできると思います。
どのようなプレゼンテーションでも重要な要素が二つあります。
その一つは当然ですがプレゼンの内容です。いわゆるコンテンツです。
これは、貴社のビジネスアイディア、市場規模、中長期ビジョン、それを達成する人財力などを説得する材料です。
そして、もう一つは、コンテンツを効果的に見せるフォーマットです。
説得力ある内容であっても、外国人投資家にとってわかりやすい、アピール性の強い見せ方をしなければなりません。
“海外ロードショーベストプラクティスーアメリカ編(前半)” の続きを読む米国トップ企業のIRコミュニケーションをエリックが分析!
世界を代表するマイクロソフト社のIRコミュニケーションをエリックが動画で分析!
「中期経営計画」の英訳~貴社はどのように翻訳されていますか?~
先日中期経営計画の英訳について、日本企業の多くは、2パターンの英訳を使われていることについてお話いたしました。1つはmid-term management plan、もう一つはmedium-term management planとなりますが、mid-term management planは間違いであるということをお伝えしました。
今日は正しい翻訳、Medium-term management plan について、さらに深くお話ができたらと思います。
この用語は正しい翻訳であり、また、多数の日本企業様が何年も使っている英語です。弊社のクライアント様におきましても同様です。
しかし、英語のネイティブの目線から、そして、グローバルの視点で英文のコミュニケーションサービスを提供する我々の立場からしますと、この用語は少し曖昧な印象を受けるということを
今日はお話させていただければと思っております。少しでもこの観点が皆様のグローバルコミュニケーションにおいて役立つものとなれればうれしいです。
まず、medium-term =日本語でいう中期にあたりますが、中期とは明確な期間でいうと何年という意味でしょうか。 “「中期経営計画」の英訳~貴社はどのように翻訳されていますか?~” の続きを読む
「中期経営計画」をグローバルビジネス英語でどのように翻訳していますか?
2015年6月に導入されたコーポレートガバナンスコードにおいて、上場企業は株主へのコミットメントとして、中期経営計画の策定と中期数値目標の開示を求められるようになり、IRで中期経営計画というタームが頻繁に使われるようになりました。
また投資家の93%がこの中期経営計画、あるいはそれに関連するその他のディスクロージャーに基づき投資を行っていると言われています。(参考文献:平成26年度 生命保険協会調査)
もちろん、世界中の投資家は経営目標、目標達成の実現方法を知りたいと思っていますので、中期経営計画の英訳というのは非常に大切なコンテンツとなります。
中期経営計画はどんな言語においても、簡潔で明確にそして説得力のある内容になることが必須であることはご理解いただけているかと思います。
次に、アニュアルレポート/統合報告書のコンテンツにおいても、投資家、ステークホルダー、取引先、政府機関に対して、また、貴社のマーケティングの観点からも中期経営計画はおそらくもっとも重要なセクションと言えます。 さらに、決定された中期経営計画は3年~5年と使われるわけですし、繰り返し様々なIRマテリアルにおいて使われるものですので、翻訳に関しても、非常に大切と言えると思います。
本日のブログでは、中期経営計画の英訳におけるもっとも基本的な部分についてお話したいと思います。ここ数年、中期経営計画という用語自体の英訳について2パターンの翻訳を目にするようになりました。
1つは、Medium-term management plan
もう一つは、 Mid-term management plan
上記2つの用語をGoogleで検索した結果、両用語とも使用頻度はほぼ同じ数で使われていることがわかりました。
“medium-term management plan” は 68,500 件、 “mid-term management plan” は53,000 件という結果でした。 (両用語ともより正確な数字を出すためにクォーテーションマークを適用しています)
しかしながら、この翻訳の1つは正しく、もう一つは間違いであること、皆様はご理解されていましたでしょうか。 “「中期経営計画」をグローバルビジネス英語でどのように翻訳していますか?” の続きを読む
広報に欠かせないボイラープレートの役割とは
ある会社について知りたいと思ったら、、、
例えば友人がそこで働いていたり、その企業がクライアントになる可能性があったり、ニュースを読んで興味を持ったりすることもあるかと思います。
私はまずその会社のボイラープレートを見ることにしています。
「ボイラープレート」とは?
マーケティングや広報、ジャーナリズムの分野では、標準的な企業概要を指し、変更を加えずに繰り返し使われる文書です。
日本ではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、欧米ではほとんどの企業がボイラープレートを作成しており、たいていはウェブサイトの’About’ページや、ニュースリリースの末尾に掲載されています。
ブランクページ、企業パンフレット、ケーススタディー、セールスシートなどにもよく添えられています。
日本企業のプレスリリースを見ても、あまり取り入れている会社が少ない印象がありますが、
英語でリリースを公開されている会社さまにはぜひ、ボイラープレートの作成をお勧めしたいと思っております。
今日のブログでは、企業が発信する様々な広報において、唯一広く人目に触れる情報となるボイラープレートについて触れていきたいと思います。
DKR Communication社のブログが参考になりますので、下記に翻訳した内容をご紹介いたします。 “広報に欠かせないボイラープレートの役割とは” の続きを読む
“Challenge”の意味、なんと日本語で訳しますか?
「チャレンジ」、「挑戦」を英語に訳すとき、あなたはChallengeと訳していませんか?
日本企業のCEOメッセージやミッションについての英訳を見ていると、Challengeという用語を間違って使ってしまっている企業様が多数見受けられます。
Challengeは日本語ではポジティブなニュアンスで、チャレンジする、挑戦するという意味合いで使いますが、実は英語は違います。
知っておいて損はない、ビジネス英語で使う数字表記:9つのルール
弊社でクライアント様から英文の校閲やリライトのご依頼がある際、修正をすることが非常に多い数字の表記の仕方について。
意外と知られていない、しかしとても簡単なルールなので、ぜひご紹介できればと思います。
実際、弊社のクライアント様からご相談いただく際においても、翻訳料を支払って完成させた英語だったにも関わらず、正しい表記ができてなく指摘させていただくケースもございます。
これだけ知っているだけでも、英語の質(ビジネスライティングができているか)の判断のポイントの一つとなるかもしれません。 “知っておいて損はない、ビジネス英語で使う数字表記:9つのルール” の続きを読む
通訳を使うプレゼンテーションで最高のパフォーマンスにするための11の法則
グローバル化が進み、大企業だけではなく、中小企業においても、益々海外との取引が増えていくいま、通訳の需要も増えてきていると思います。
弊社の国際コミュニケーション事業においても、通訳のお問合せやご依頼が非常に増えてきていると実感しております。また、実際に通訳者を使い、助けられたというご経験をお持ちの方、逆にひどい通訳者だった、と残念なご経験をお持ちの方もいるのではないかと思います。
本日のブログでは、通訳を使うことがある、あるいは、今後使うことになりそうな方にぜひ読んでいただきたいと思います。
熊本地震における当社支援活動についてのお知らせ
この度の平成28年熊本地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
iinettoでは被災者支援活動を開始されているクライアント様に対し、その支援活動の呼びかけに関する公開リリース記事について、翻訳を無償提供いたします。翻訳言語については、英語、中国語(簡体字)、台湾語(繁体字)、韓国語、その他言語においてもご相談ください。
弊社でお取引きのない企業様においても、ご相談を受付けますので、info@iinetto.com、あるいは、03-5534-9011までご連絡をお願いいたします。