独裁政治はもう古い?意思決定と調和を両立させる!
2013年、米国大リーグでは、パイレーツが21年ぶりに勝ち越し、21年ぶりのポストシーズン進出に導いた同チームのクリント・ハードル監督が最優秀監督賞に輝きました。
そんなハードル氏のリーダーシップ論がSUCCESS BLOGに掲載されていたので、日本語で紹介させていただきます。2014年のシーズンが終了した今、若干古いニュースではありますが、米国大リーグのリーダー論、そうそう古くなるものではありません。ご参考になればうれしいです。
引用元:SUCCESS BLOG
http://www.success.com/blog/8-leadership-strategies-from-baseball%E2%80%99s-manager-of-the-year
スポーツのリーダーシップと、企業のリーダーシップが同じ性質であるかどうか、大いに議論されるところですが、野球大リーグのトップに選ばれた監督のリーダー論にはインスパイアされるものがあります。
クリント・ハードル氏が実践する8のリーダーシップ論
では、ハードル氏の8つのリーダーシップ論、企業のリーダーシップ論に置き換えてご紹介します。
- リーダーシップに休日は無い?!
言葉でリードするだけにとどまらず、生き様を通じて従業員を引っ張っていくリーダー業は年中無休である。
- 従業員との信頼関係が必要不可欠である
リーダーが自分たちをより良い方向に導いてくれるという信頼がなければ、ついてくる人間はいない。
- システムを変える際には、周りの声に耳を傾ける
自分が組織すべてを理解しているとおごること無く、従業員に質問を投げかけ、その答えに耳を傾ける。従業員からのインプットの重要性もさることながら、リーダーが従業員を大切に考えていると感じさせることにも目的がある。
- リーダーは時に孤独だと覚悟する
意思決定をする際に、常に社員全員が自分に賛成する確約はない。
- 意見を聞くためのシステムを確立する
上手くいっている3つのこと、上手くいっていない3つのことを定期的に質問することで、本音を聞き出す。
- 改善点を1つ指摘するごとに、良い点を3つ指摘する
改善することができる部分は、きっちりと指摘する。しかし、上手くいっている部分も評価し、伝えることを忘れないように。
- 正直で建設的な対立は大切であることを理解する
プロ同士、意見が対立することもある。建設的な意見交換を通じて成長できる者が、真のプロフェッショナルである。
- 恐怖でのコントロールは持続しないと知る
恐怖によるコントロールは、短期的には効果があるかもしれないが、長期的な関係を築くのには有効ではない。
ハードル氏の、毅然と指揮を執りながらも、おごること無くメンバーを尊重する姿勢がみえるリーダー論。
もちろん、リーダーの数だけ、リーダー論は存在するとはいえ、毅然と意思決定をしながらも、メンバーの声に耳を傾け長所を生かすハードル氏のリーダー論、20年越しのチームの夢を実現させるには必須だったに違いありません。
私自身も改めてリーダーとしての心構えについて再認識する記事となりました。
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Mia Omatsuzawa 大松澤実絵
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