オシャレなレストランでも、これを知っていれば失敗はない!?

Enjoy your holiday!

美味しいお食事を食べたい?それとも、美味しいワインが飲みたい?

この季節、店先をオープンに開け放って、美味しいワインに美味しいタパスに舌鼓を打つ、最高の季節ですね。

私も含め、iinettoスタッフは美味しいレストランと美味しいお酒が大好きです。

リストランテ、トラットリア、ピッツェリア、エノテカにバーカロ、バール…

美味しそうな名前のレストランを見つけるといつもワクワクしてしまいます。

皆さま、エノテカとバーカロって実は、レストランの種類を表す名称ってご存知でしたか?

 

エノテカ(Enoteca)とは?

もともとはイタリア語でワインの貯蔵庫や蔵、ワイン展示館(Wine Library)を表す言葉です。地元向けには売らないような高級志向のワインを旅行者向けに販売するショップをの名称として使用されていたようです。

特徴としては、比較的リーズナブルな金額で試飲でき、そこで購入できるというところですね。

引用元:
http://en.wikipedia.org/wiki/Enoteca
日本ではEnotecaというワインショップが有名ですが、実はレストランの種類を形容する言葉が語源なのです。

 

バーカロ(Bacaro)とは?

こちらはあまり聞きなれない単語ではないですか?

バーカロとは、カウンターにずらりと並ぶCichetti(チケッティ)と呼ばれる軽つまみを食べながら立ち飲みのできる、ベネチア独特のワインバー・エノテカのことで、学生などが集う気軽な立ち飲み屋さんです。

引用元:
http://allabout.co.jp/gm/gc/19270/4/
http://it.wikipedia.org/wiki/Bacaro

こういった名称の意味を知っていると、レストランの名前を見ただけで、お料理をメインにしているのか、ワインをメインにしているのか知ることができます。
お店のコンセプトもわかり、価格帯も把握できますのでぷらっと入りやすかったりしますね。

 

そういえば、先日弊社のエリックと話していた面白いお話も一つ。

「日本のピザのクオリティは素晴らしいよね。でも、ピザの上にジャガイモがのっているのは、アメリカ人には信じられない」・・・と。

我々日本人にはあたり前のことが、こんなところでも違うのだな、と感じた一コマでした。
ゴールデンウィークは大切なパートナーと、ご友人と、ご家族と素敵な時間をお過ごしください!

 

We tell your story to the world!!

ランス・アームストロングの自転車走行のようなスムーズで美しい英文ライティング

英文ライターから学ぶ、美しいライティングの簡単すぎるコツ

以前のBlogで、理解しやすい英文ライティングのコツとして、
SVOを出来る限り密接に関連付け、近くに配置することがポイントであるとご紹介させていただきました。
(詳しくは、「訴求力を高める英文ライティング手法  –Plain English Part8-」をご覧ください!)

本日は、私がRSSしている「Ragan.com」で見つけた英文ライターの記事で見つけた「1 simple trick for writing clear sentences」より
いいライティングと残念なライティングの実例をご紹介させていただきます。

====

幼少期に自転車の練習に励んだ経験、みなさんありますよね。
自転車はぐらぐら揺れて、子供は甲高い声を上げて、倒れる。
理由はただ、ぺダルちょっと強くこぎすぎているだけ。
すごい勢いで自転車をこいで、植木に追突して大泣きしたりしませんでしたか?

ライターと自転車初心者の共通点
冗長的な文章を読むたびに、幼少期の自転車をこいでいたシーンを頻繁に思い起こします。
冗長的で長い文章はまるで、コントロール不能になって道路の脇に追突する自転車のよう。

短い文章を使用することで、問題を回避できるとライターの方にいつもお伝えしています。
理想の文章の長さは14ワード。
もちろんこれはあくまで目安であり、文章によっては更に短くなったり、長くなるのは当たり前ですね。

冗長的で長い文章は、何を伝えたいのかわからなくなる傾向がありますが、
実はとっても簡単な効果的なコツを知っていれば話は別です!

動詞をどこに置くかで変わる
もし、長文 を書くのであれば、主語と動詞は出来る限り近い位置にしましょう。
そして出来る限り、文の始めに持ってきてください。
文法が苦手なのであれば、ただこれだけを覚えておけばOKです。
主語は、文章の主役で、動詞は主役のアクションを表す言葉であること!

では実際に、長文でも読みやすい、いい例をご紹介いたします。

イギリスの小説家であるロレンス・ダレル氏の「アレクサンドリア四重奏」の一節です。

“We abandoned the car in a narrow street by the mosque and Nessim entered the shadowy doorway of some great tenement house, half of which consisted of shuttered and barred offices with blurred nameplates.”
「私たちはモスクの狭い道で車を乗り捨てた。ネシムは安いアパートの暗い玄関口から入った。そこには汚れたネームプレートがかけられ、シャッターでしまっているオフィスと併設されていた。」

正しい方法を知れば長文でもわかりやすい文章が書ける!

34ワードもある、このダレル氏の文章は決して短いとはいえません。
でも理解しやすい。
なぜならば、主語の「We」と動詞の「abandoned」が隣り合わせで始まっているからです。

この文章は複数の文章から構成されています(二つの文章が「and」で結ばれています)。
二つ目の文章の主語である「Nessim」と動詞の「entered」も隣り合わせですね。

これが更にわかりやすい文章をライティングするポイントです。

それでは、もう一つの事例を見てみましょう。
こちらはフランスの文豪、バルザック氏の「ゴリオ爺さん」からの一節です。

“Old Goriot had attached a silver-gilt saucer and vessel like a soup tureen to the cross-bar of a table turned upside down before him, and was twisting a thick rope round the richly-chased metal with such terrific force that he was bending it, apparently into the shape of ingots.”
「ゴリオ爺さんは、彼の前で机をひっくり返し、クロスバーの上に銀燭のコップとスープ皿の容器を置いた。そして太いロープを金属の回りに巻き付けすごい力でそれをまげて、鋳塊にしてしまった。」

この文章は49ワード。
それでも、読みやすい。

繰り返しますが、主語の「Old Goriot」とメインの動詞である「had attached」が密接な位置にあることがコツですね。

ただ、長文はやっぱり残念な文章であることが多い

今度は47ワードある次の文章を読んで比較してみましょう。
新聞記事から抜粋したものです。

“A North Vancouver man stopped by police more than two years ago on suspicion of drunk driving recently had charges against him tossed out by a judge who ruled police violated his rights by not giving him an adequate chance to call a lawyer of his choice.”

 

この文章を読んであたまがくらくらされていないといいのですが。
(これは翻訳を割愛させていただきますがお許しください。)

恐らく正しい意味を理解するために、二回は読みこまないと難しいのでは。
理由はもうお分かりですね。
主語の「a North Vancouver man」から述語の「had changes against him tossed out」までの距離はなんと、14ワード。

「短く」そして「最初の行」に!

この問題は簡単に改善できます。
まず、文章2つの文章に分けて、短くしてしまってください。
そして、はじめの文章を出来る限り短い文章にすることで解決されます。
もし文章が長くならない場合には、主語と述語を密接に位置づけ、文章の始めにおくように意識してくださいね。

これを実現すればあなたも、ランス・アームストロングの自転車走行のようなスムーズで美しいライターになれるはず!

====

いかがでしたでしょうか。
どの英文ライティングがいいのか、悪いのか、ネイティブでなければ判断がつかないと思われている方が多いと思います。

でも、思い出してください。
SECが発信するPlain Englishのガイドラインは、米国で英語がネイティブでない多人種にも理解しやすいことが大前提に作られたガイドラインです。

この記事の例文をお読みいただければ、英語が得意でない方でも、どれが読みやすいか、読みにくいかはご理解いただけたのではないでしょうか。
実際、この記事を書いているライターの英文はさすが、理解しやすく、翻訳も短時間で出来てしまいました。

日本語も英語も、端的にわかりやすく!
多くの人に読んでもらえるいいライティングをしていきたいですね。

We tell your story to the world!!

感嘆符(!)も国によって使い方が微妙に違う?!

安易に使用している感嘆符(!)。
英語圏と日本では微妙にニュアンスが異なることをご存知でしたか?

日本で見る英語に翻訳された文書に表記されている感嘆符(!)を見て、たまにどきっとすることがあります。
感嘆符の使用方法が英語圏と日本では微妙に違うのですね。

感嘆符は、英語での使用方法を間違えるとネイティブに不快感を感じさせることがありますので要注意です。

中学生の授業で感嘆文の最後には必ず感嘆符を付記すると習いましたが、文法の観点から安易に判断せず、文意で使用されることをお薦めします。

英語圏では主に、注意、警告、怒り、強調を表現する際に感嘆符を付記します。
我々日本人は、感嘆符を主に強調文で汎用する傾向があります。

例えば、日本語の文章を単純に英訳して、感嘆符を付記したことで意図していない怒りを込めた文章になってしまうケースがあります。
明らかにいい意味を表現している場合や下記のようなセールスレターの文言であれば問題ありません。

Last chance! (最後のチャンスです!)

Ends today! (本日が最終日!)

Only $47.97! (たったの47.97ドル!)

Act now! (今すぐ!)

Don’t forget! (忘れないで!)
※但し、これはセールスレターの場合はOKですが、個人的なレターの場合は避けたほうがいいですね。

Half-price through Thursday! (木曜日まで半額です!)

そもそも、感嘆符は元来の日本語の正書法にはなく、海外から伝わってきてから日本独自の使用方法やニュアンスが築かれたものです。
ここにも英語圏と日本でのダブルスタンダードが生まれていますね。

日本語を英語に翻訳される際には、グローバルスタンダードなニュアンスで感嘆符を使用していきましょう!

We tell your story to the world!!

Investor Relation Best Practice
‐Financial Section –

ここにもあった!日本のガラパゴス化

現在日本の上場企業では、「日本基準」「米国GAPP(基準)」「IFRS(国際財務報告基準)」という3つの会計基準が認められています。

これまでのBlogで我々日本人は言語や文化についても独自文化を大切に守って愛した結果、様々な局面でガラパゴス化してしまっている点にも触れて参りました。

会計基準においてもガラパゴス化は及んでおり、これは国際市場での比較可能性、資金調達手段の多様化を抑制している原因でもあると感じます。

日系企業では大企業のみがIFRSを適用すればいいという考えが多く、遅々として導入が進んでいない状況ですね。
日本政府は当初2015年前後のIFRS導入義務付けを予定していましたが、その2015年を目前に会計基準の扱いの方向性は定まっていない状況です。
IFRS導入のためのローカライズも何社かお手伝いさせていただいておりましたが、2011年頃を目途に縮小傾向になったことを記憶しています。

弊社では海外投資家向けのIR資料の英語版や中国語版の制作のお手伝いさせていただいておりますが、主旨は2つのパターンに分かれています。

1) 海外市場に上場しているため、英語版のアニュアルレポートの提出が必須である企業様
2) 海外市場に上場していないが、海外投資家向けのIRツールとして制作される企業様

1) のパターンでは、監査法人が米国GAPもしくはIFRSの基準に合わせて数値および科目の振替を行いますので、我々が深く関与することはあまりありません。
問題は2)のパターンです。米国GAAPやIFRSにはない日本独自の科目を翻訳する場合、とても苦労します。

金融庁が公表しているタクソノミには、日本の財務諸表の英訳がおおよそ掲載されています。
お客様からのご要望で、タクソノミの英訳を使用することがありますが、ネイティブが読んだとき、その科目が何を意図としているか理解できないことがあります。
http://www.fsa.go.jp/search/20130301.html
勘定科目リスト(EXCEL:3,146KB)

原因は、1)日本にしか存在しない科目であるから、2)注記の補足が不足しており諸表の中身が見えないから。主にこの二つでしょう。

新規の科目を英訳する際は最新の注意を払ってください。
解決方法としては、まず監査法人に相談をしてください。そして、科目の内容の十分な説明と合わせて財務知識のある、ネイティブの翻訳者に相談してください。
一度定訳となったものは、原則変更することは混乱を招くためできません。

安易に翻訳会社に依頼し、直訳してしまうケースが一番危険です。
海外投資家は常に数字を一番に見ています。極論を言えば、財務諸表しかみていない投資家も多くいます。

正しい科目の翻訳と、必要であればきちんとした注記を入れることで、海外投資家に正しい業績や財務内容の説明ができ、効果的にアピールすることができますよ!

ここで、あまり財務にお詳しくない方に、日本の会計基準には存在しない科目ついて一つだけご紹介!

◆有給休暇引当金
世界的に従業員の福利厚生の観点から有給休暇制度が普及されていますが、この制度に対する会計処理がIASと日本基準では大きく異なります。
日本基準では、有給休暇に関しては特に会計上は考慮することなく、給料の締め日において発生した月給を当該月の発生費用として認識しています。有給休暇の発生については、会計事象として捉えていません。
これに対して、IAS(米国GAAPも)では、有給休暇の発生については、会計事象と捉え費用認識することになります。つまり、将来における従業員の有給休暇の消化は、企業にとっては損失であり、その将来損失が当期以前に起因するものであれば、当期末において引当計上するという考え方です。
http://www.aap.or.jp/seviceLine/ifrs/kokusaikaikei08.html

その他にも、米国基準では、日本会計基準でいう「経常損益区分」というものは存在しません。

日本会計基準で営業外費用、特別損失に表示区分される項目のうち、事業に関するもの、例えば固定資産の 除売却損益等は、米国基準では営業費用に計上されます。従って米国基準に基づく営業利益は、 日本会計基準に基づく営業利益よりも少なくなります。

http://www.nsspirit-cashf.com/fs/bs_english.html

少しご紹介しただけでも、え!こんなに違うの、と思われませんでしたか?
これでは海外投資家が日本の財務諸表を見たところで、国際市場での比較検討することは非常に難しいですね。

企業様によっては、SEC(米国証券取引委員会)に上場していなくても米国GAPPの財務諸表を作成されている企業様もあります。
とても時間がかかることですが、素晴らしいと思います。

将来、グローバルに企業展開をお考えであれば、会計基準もグローバルスタンダードに!
元監査法人でのアカウントの知識を豊富にもつエリック・ジャクソンがいつでもご相談に乗ります。お気軽にご相談ください!
We tell your story to the world!!

欧米向けプレスリリースのSEO対策

貴社の海外版プレスリリースを簡単にヒットさせるはじめの一歩

欧米だけではなく、日本でも欠かせなくなっているSEO対策
いまでは誰もが耳にされているかと思います。

【SEO=Search Engine Optimization=サーチ・エンジン・オプティマイゼーション】
特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のこと。

検索エンジンサイトでのキーワード検索結果として、上位ページと下位ページでは、クリック率・誘導率にきわめて大きなかい離がある。
また、検索エンジンサイトの検索結果からの誘導そのものは、他の広告媒体などとことなりコストがかからないため、企業サイトにとって、極めて効果が高く重要なポジショニングとなっている。 このため、検索エンジンが検索キーワードによる検索結果として表示する順位の決定アルゴリズムを分析し、自社サイトの上位表示を目指すための修正・最適化を実施することで、これらを実現する風潮があらわれた。
これが検索エンジン最適化である。

引用元:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96

 

つまり、ユーザーが知りたい、調べたい、と思って検索エンジンで使用するキーワードがありますよね。
それを、自社サイトやプレスリリースにあえて盛り込むことで、検索結果で上位に上がりやすくするための技術です。

【各国のエンジンシェア】
中国 百度(Baidu) 中国インターネットユーザーの約 70%のシェア
米国 Google     中国同様インターネットユーザーの約70%のシェア

graph1

引用元:
http://www.infocubic.co.jp/solutions/seo-service.html
日本もですが、今やGoogleのエンジンシェアは重要視するべきポイントですね。

 

【米国のトップ50の検索キーワード】

  1. New (110,059 times)
  2. First (56,724 times)
  3. Mobile (28,534 times)
  4. Professional (27,859 times)
  5. Most (25,774 times)

the most overused pr words

引用元:
http://www.marketingprofs.com/chirp/2014/24221/top-50-overused-words-in-press-releases-infographic

ただ、単純に和文のプレスリリースを翻訳するだけでは勿体ない。
旬の検索キーワードを把握し、プレスリリースに盛り込んでいくだけで検索率は明らかな変化が見られます。

また、定期的にプレスリリースを発行することも、検索上位に上げるポイントです。
少なくても月に1-2回はプレスリリースを発信できれば理想的ですね。

 

弊社では週3回のブログ更新を継続させていただいておりますが、実際に、Webからのお仕事の依頼が非常に増えております。 また、そのほとんどが、まさに弊社で一番お役に立てると確信している、ただの翻訳ではない、本当に良い英文ライティングを必要とされている企業様からのご依頼です。

それではここで、SEOに関連する情報で一つ以前どこかで読んだ記事の内容をご紹介いたします。

日本人がいつから文章中に「」を多く使用するようになったのか。

弊社Blog「広告のキャッチコピーや企業理念の英語でよく見かける引用符」でも、触れさせていただきましたが、欧米では「」は引用符としてのみ使用いたします。

しかし、日本では固有名詞を指したり、会社の経営理念や、用語を強調する際に汎用していますね。
これは、日本語のキーワードをGoogleに認識させるためのガイドとして汎用されるようになった経緯が一節にあるそうです。

確かに、日本語は英語のように固有名詞や何か特別な意味を示す際に使用するキャピタライズ(単語を大文字ではじめる)のような手法がないため、判別が難しいという特性があります。
それ故に、「」を使用するようになったということもなるほど納得ができますね。

弊社では海外版プレスリリース発信代行のお手伝いをさせて頂いております。
SEO対策はもちろん、読み手のネイティブに訴求力ある文章でライティングさせて頂いております。

広告宣伝費をおさえ効果的なプレスリリースが発信できる方法についてご興味があれば、info@iinetto.comまでご相談ください。

We tell your story to the world!!

あなたの日本語、日本人に伝わっていますか?
– Plain Japanese –

日本語もグローバルスタンダードに

先日「あいまいな日本語からいい英語は生まれない 」にて発信させていただきましたが、
日本人は冗長的であいまいな表現を好むため、文章の内容が非常に分かりにくくなる傾向があります。
せっかくのレポートも読み手に正しく、わかりやすく伝わらなければ全く意味がありません。独りよがりな日本語ではなく、読み手の立場にたって一度ご自身の文章を読んでみてください。

日本語も英語も分かりやすいライティングをするコツは一緒です。
1文をできる限り短くし、シンプルな構造にすることです。

では、日本語の場合の1文の文字数の目安は?
人間が情報を保持できる時間は3秒だそうです。そして1秒間に読むことができる文字数は10文字程度。

ですから目安は「10字×3秒=30字」です。
行政文書なのは特性上30字で納めることが難しいため、60字が目安です。

1文を短くするこつはこちらのサイトをご覧ください!
http://csms-seo.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/sentence-45e8.html
弊社では、企業様の海外IR資料の企画・制作・翻訳のお手伝いをさせていただいております。
決算短信の定性情報でよく見かけるのですが、かかりが多く、表現があいまいな、非常に文章の長いレポートを拝見する機会があります。
ネイティブの日本人でさえ、かかりがどこなのか、言いたいポイントが何なのか、もはや理解できない文章になっているのです。

特に業績が悪化した場合などは、原因と結果をあいまいに表現したいという背景があるのでしょうが、内容を理解できないレポートをだれが読んでくれるのでしょうか?

1文に1トピック、30字以内、このルールを実践するだけでぐんと読みやすく、理解しやすい文章になります。

英語化を前提とした文章であれば尚のことです。
伝えたいポイントが明確な文章であれば、英語に翻訳しても間違った理解で翻訳されることはありません。

ビジネス文書は特に、グローバルスタンダードなPlain Japaneseにしていくべきではないでしょうか。
是非、実践してみてください!

We tell your story to the world!!

不思議発見!数字から見る文化の違い

十進法と十二進法

以前弊社が協賛で開催させていただいたTOEIC講座の講師、松岡先生が度量衡の観点から欧米と日本の文化や歴史の違いを感じられたという小話をご紹介させていただきます。

中学生の時に十進法と十二進法の授業を受けたご記憶はあるかと思います。
国によって進法の使用は異なり、今も尚、我々の日常生活にも密接に関り使用されています。

十二進法とは、12を低とする位取り記数法。10でなく12が低となった由来は、人差し指から小指の節で数を数えたことではないかと言われています。

一方、十進法はヒトの10本指で数える風習からきていると言われています。中国、ベトナム語は完全なる十進法の数詞を使用しており、中国語から輸入されている数詞を使用している朝鮮語、日本語、タイ語もそれに準じています。

十二進法を使用している欧米の数字表記は13のところで10を表す -teen に切り替わりますね。

さて本題である、松岡先生の幼少の体験談です。

子供のころ文房具屋にいき、鉛筆を1ダース購入されたそうです。
そして鉛筆のキャップも購入されました。

鉛筆1ダースは12本入り。かたや鉛筆のキャップは5本入り。
鉛筆のキャップは3セット購入しなければ足りないのです。

ダースという単位は十二進法のルールである欧米から生まれた単位であり、日本では十進法が主に使用されていますので5で割り切れる単位が1セットであることが多いですね。

松岡先生は子供心に欧米と日本の数字の感覚の違いを感じ取られたそうです。
非常に興味深いですね。
そして、子供心になんて消費者に優しくない規格なのだろうと思われたのでしょうね。

松岡先生はロンドンに留学されていたのですが、イギリスは特にアングロサクソンの十二進法とローマの十進法が混在していてややこしい国だそうです。
ちなみに『パルプフィクション』の冒頭では、ジョン・トラボルタがフランスで「チーズ・クォーター・パウンダー(1/4ポンド=113g)」を「チーズ・ロワイヤル」と呼ぶのはフランスがメートル法(metric system)で、ポンドという単位がわからないからだ、なんて馬鹿にするシーンがあったりもします。

また、アメリカンスクールに通う子供の会話を聞いていて面白いことに気づかれたそうです。
日本語と英語を混在して会話をしているのですが、不思議なことに度量衡が混在することは絶対にないのです。
これは「ルビンの壺」のように両方を同時に認識することはできないからだと言われているそうです(ゲシュタルト心理学)。

もう一つは私の経験から。
弊社では海外向けInvestor Relation(IR)のサポートを強みとさせていただいております。
具体的には決算説明会資料は決算短信、アニュアルレポートの英語版などの企画・制作、翻訳や英文ライティングです。

決算短信の財務諸表や定性情報には具体的な数値表記が頻出されます。

例えばこういった英文を翻訳する場合、

例文(日本語)
今期は、石油の市場価格高騰の影響により、経常利益が1億3千万円下落し、前年同期に比べ、1千5百万円の減益となった。

1億3千万円をみなさんは英語でどう表記しますか?
1,300 million でしょうか?

我々日本人の感覚からすると、百万の単位で区切った表記のほうが数字のイメージがつかみやすいですよね。
実は欧米人の感覚であると、ここは0.13 billion と表記したほうが数値的感覚でぱっと理解しやすいのです。

1億円 = 0.1 billion = 100 million

自然に使用している数字の単位からも欧米と日本の歴史の違いが表れていますね。
では、決算短信の数値表記はbillionを使用するべきなのかmillionを使用するべきなのか。

結論は、できる限りbillion表記にすることを推奨いたします。
数値的な感覚がつかみやすいことが大きな理由の一つです。

ただし、数値の単位が小さいにも関わらず、billionを使用されると逆にそれはわかりづらくなってしまいますので、その場合はmillionを使用してください。

目安は1億の単位がある場合はbillionを使用する。
千万単位である場合はmillionでしょうか。

一番重要であることは、読み手の理解しやすい単位を使用すること。
そして翻訳の過程で数値の単位を間違えては決していけないということです。
英語版のリリースをお急ぎなのであれば、「スピード、正確性」を重視し、翻訳の際のミスを軽減するためにすべてmillion表記にすることも一つの手段です。

翻訳会社や社内の翻訳担当者様に依頼する際、欧米向けに発信するにあたり、数値表記、翻訳のスタイルについて事前に決められておくと、IR担当者様の手間がぐっと省けるのではないでしょうか。

– 数字の表記方法
– FYの表記方法
– 財務諸表の参考元(ここは非常に重要です。注意点も多くあるので今後のBlogでご紹介させていただきます。タクソノミの財務諸表の表記や、日系の同業他社の財務諸表を参考にされることが100%正しい表記とは限りません)
– 使用フォント
– Power Point であれば使用するバージョンの指定

何が正しいのだろう。どちらがネイティブにとって理解しやすいのだろう。
そんな疑問があれば弊社までお気軽にお問合せください!

引用元
http://isyoichi.seesaa.net/article/292635012.html

Change the world

 

皆様、月間ユーザー数4,600万人、同投稿コメント数800万以上という、膨大なサイト訪問者数を誇ることで、お化けサイトとも呼ばれている、ハフィントン・ポストをご存知ですか?

日本でも昨年5月に朝日新聞社と合弁し、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンを開設しています。
弊社ではサイトのローンチの記者会見にて、創設者のアリアナ・ハフィントン(Arianna Huffington)氏、CEOのジミー・メイマン(Jimmy Maymann)氏の通訳のお仕事をさせていただきました。

アリアナさんは私の尊敬して止まない女性経営者の一人でです。
お仕事を通じてご本人と直接お会いし、いろいろとお話をさせていただき、また、その際にお嬢様もご同行されており、お仕事の面だけでなく、母としてのアリアナさんなども見ることができ、またとない感動の一日となりました。

アリアナさんの本日のFacebookの投稿で、2013年のSmith College の卒業生に向けてスピーチされた内容がご紹介されていました。

その内容がとてもステキだったのでシェアさせていただきますね。

Arianna_Huffington

https://www.facebook.com/AriannaHuffington?fref=ts

Don’t just take your place atop the world.

Change the world.

現状の世界を上り詰めるのではなく、

世界を変える人になってください。

私なりにかなり意訳させていただいておりますが、皆様にアリアナさんのメッセージが伝わるとうれしいです。

アメリカから紙の媒体(新聞)という存在をなくし、ウェブ上でのニュースサイトという新しいメディアを作った先駆者です。
公私ともに大変苦労されているアリアナさんだからこそ、発信できる言葉、伝わってくる言葉だなぁと、ただ感動してしまいました。

パワー全開、さぁ今週も頑張ろう!

We tell your story to the world!!

3.11

Our thoughts and prayers are still with all of those so terribly affected by the March 11, 2011 disaster in Tohoku.

東日本大震災から早くももう3年経ちました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地の皆様の「復興」のため、これからもできることをしていきます。今日という日を忘れません。

2014年3月11日 大松澤 実絵

見た目にもこだわりたい!美しいレイアウト
– Plain English Part11 –

フォント・レイアウトにこだわっていますか?
良いドキュメントであるポイントは内容だけではありません。

日本語は1語が同じ幅のため、箱組のレイアウトが見やすいとされていますが、欧米言語は主にワード単位がいくつか集まって文章が成り立っているため、箱組にすると非常に見づらいレイアウトになってしまいます。

それぞれの言語の特性を理解し、それにあったレイアウトにすることで、ネイティブにとって見やすい、読みたくなるウェブサイトやレポートを制作することが出来ます。

内容がいかに素晴らしくても見にくいレイアウトでは、誰も読みたいとは思いません。
是非、フォントやレイアウトにはこだわって制作をしてください。

前回のBlog「意外と知らない、英語と日本語のレイアウトの違い–Plain English Part10 –
でご紹介させていただきましたレイアウトに引き続き、更に細かいレイアウトのコツをご紹介いたします。

– 行間(ラインスペーシング、レディング)
行と行の間隔を調整し、テキストの密度や可読性を調整してみましょう。
行間を十分にとることで、長い段落でボリュームのある読み物でも見た目の風通しがよくなり、読者に読んでみようという気持ちを起こさせることができます。

通称「ベタ組」と言われるスペースを空けずに文字を配置する方法は、息苦しく読む気をなくさせてしまいます。最低でも2ポイントは空けるようにしましょう。

prainenglish11-1

11/15が最も行間を広くとっています。11/11に比べ読みやすい印象を受けませんか?

–  行の文字数
理想的な行の長さは32文字~64文字と言われています。
これ以上長くなると、読んでいくうちに文字を追うことが困難になる場合があります。
文字サイズが小さければ小さいほど行の長さは短くするとベターです。
新聞や雑誌などを見るとわかりますが、情報開示資料と異なり、ページの端から端までびっしり文字が並んでいることはほとんどありませんね。

段組みにするとさらに素早く大量のテキストを読むことが出来ます。平均の段組みは25文字~40文字とされています。
その際、段組みと段組みの間に十分なスペースを空けることを忘れずに。

prainenglish11-2

一番上の例が、非推奨の端から端までテキストを並べた例。二番目が文章の長さを調整したもの。三番目が箱組の例です。

–  段落の長さ
ぎゅうぎゅうに詰まっている読み物を、見た目を風通しのよい印象に変えるコツの一つに、段落を出来るだけ短くするというテクニックがあります。
これは最近の日本語のBlogなどのレイアウトでも主流になりつつありますね。

また、出来る限り箇条書きで情報を列挙することで、読者が流し読みすることが出来、情報が頭に入りやすくなります。

prainenglish11-3

–  表の使用
伝えたいことを何も全てをテキストで列挙する必要はありません。
テキストの内容を表に書き換えることで、読み手は素早く明確な情報を入手することができます。
Afterのように表にまとめることで同じ情報量でもテキストの分量を減らし、パッと見て情報を理解することができますね。

prainenglish11-4

– グラフィック
表と同様にグラフィックを使用することも情報をすばやく明確に伝えることができるポイントです。
The Visual Display of Quantitative Information」の著書として有名なEdward R. Tufte氏はグラフィックの重要性と価値についてこのように述べています。

究極のグラフィックとは、定量的情報を論理的に考えるためのものである。一連の数字を表現したり、それを更に掘り下げたり、または簡潔にまとめるのならば、それらのデータをグラフィックとして視覚化すること最も効果的である。さらに統計情報を分析し伝達するための手法として、洗練されたデータグラフィックは簡潔でありながらも高い効果を発揮することができる。

At their best, graphics are instruments for reasoning about quantita¬tive information. Often the most effective way to describe, explore, and summarize a set of numbers—even a very large set—is to look at pictures of those numbers. Furthermore, of all methods for analyzing and communicating statistical information, well-designed data graphics are usually the simplest and at the same time the most powerful.

同書の51ページでは、優れたグラフィックを作るための基本原則にも触れています。

優れたグラフィックは限られた空間の中で、読み手に最小限の時間の中で、最大限の情報を提供することができるものである。
また、優れたグラフィックは本当に伝えなければいけない情報を正しく伝えられるものである。

Graphical excellence is that which gives to the viewer the greatest number of ideas in the shortest time with the least ink in the smallest space.
And graphical excellence requires telling the truth about data.

- デザイン
グラフィックのデザインは懲りすぎずシンプルにしましょう。
一番重要であるデータが目立つよう、不要な要素は出来る限り省きます。
ややこしいデザインにすることで、大切なデータが見づらくなることが一番残念なケースです。

必要のない3Dエフェクトやドロップシャドウ、パターン、グリッド線を乱用することで、肝心な数値がいまいちわからなくなってしまうような下記のグラフィックがいい例です。

prainenglish11-5上の3Dの図ですと、数値を見分けることが下の図に比べて困難であり、かつクオーターの比較がしづらいですね。

–  ビジュアルの比率
基準値がゼロで始まっていないグラフィックは差異を歪める可能性があるので、使用は避けましょう。
下記の棒グラフを見ていただくとお分かりいただけると思いますが、ゼロ以外の基準値は読み手に数値判断を誤らせます。

prainenglish11-6– 時間の流れ
基本的なところですが、時間の経過に伴う情報を示すグラフィックの場合、時間は過去から未来に向かって流れるように明示してください。
Beforeの図では、ぱっと見た瞬間に時間の経過と共に収益が減少しているような印象を与えてしまいます。

prainenglish11-7

– データの順序
読み手が情報を素早く理解できる表示方法にしましょう。例えば、海外株式市場の年次リターンを示した下記のリストはアルファベット順ではなく、数値の大きい順に並べるとわかりやすいですね。

prainenglish11-8
11回に渡ってお伝えしてきた米証券取引所発行「A Plain English Handbook」ダイジェスト版、いかがでしたでしょうか。

欧米ネイティブ目線で書かれたガイドブックを読むことで、グローバルスタンダードで良いとされている英語がどういったものなのかをご理解いただき、海外とのコミュニケーションや社内教育、英語力アップのお役に立てていれば幸いです。

引用元:https://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

We tell your story to the world!!