またまた見つけてしまった日本のガラパゴス現象

クラウドソーシングも和製英語化していた!?

 

クラウドソーシングの正しいスペルって改めて確認されたことありますか?
一部の方は「Cloud Sourcing」と間違って覚えられている方もいるのかもしれないのでは…と感じることが多くあります。

クラウドソーシングを間違った意味で使用されている日本語のウェブサイトを最近よく見かけるようになりました。

そこで、改めてクラウドソーシング(Crowdsourcing)の正しい定義について

一つのプロジェクトを不特定多数のリソースと共同で運営する仕組み
引用元:http://en.wikipedia.org/wiki/Crowdsourcing

大手の事例でいいますと、P&G社やボーイング社がこのクラウドソーシングを取り入れています。
例えばP&Gであれば、商品開発のための提案をオンラインサービスを利用して、不特定多数の人間に募集をなげかけます。
そして不特定多数の提案者がオンラインサービスを利用してP&Gに提案を送る。
P&Gはその中の提案を採用する。
こんな流れです。

Crowd Service

 

では、実際日本ではどう解釈され始めているのか?
一部のウェブサイトでは、「クラウドソーシング(Crowdsourcing)=オンラインサービス会社を介して、依頼者とリソースをマッチングするサイト」というニュアンスで使われている企業やサービスを見かけます。

実際、日本語のWikipediaでは狭義の定義を上記ともとれるようなニュアンスで記載しています。
しかし、これらは日本でのクラウドソーシングの狭義であって、欧米ではこのような定義ではありません。

恐らく、クラウドサービス(Cloud service)のイメージを一部踏襲してしまっているのではないでしょうか。

改めて、Cloud serviceの定義をここで念のため。
ソフトウェアやデータ、あるいはそれらを提供するための技術基盤(サーバなど)を、インターネットなどのネットワークを通じて必要に応じて利用者に提供するサービス。
引用元:http://e-words.jp/w/E382AFE383A9E382A6E38389E382B5E383BCE38393E382B9.html

クラウドサービスとクラウドソーシングの定義を比較してみると、まったく違うニュアンスであることがご理解いただけたと思います。

和製英語を使用する際は一番最初が肝心です。
その英語のルーツや本当の意味がどういった意味なのか、まずはじめに英語の辞書やWikipedia、事例などを確認されてはいかがでしょうか。

グローバルスタンダードで用語を理解する。
これが、グローバルコミュニケーションの第一歩です。

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Eric Jackson エリック ジャクソン

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