「広告の父」と称された伝説のコピーライター、
デイヴィッド・オグルヴィから学ぶライティングの10つのコツ

10 Tips For Clear Writing

「広告産業において、最も信頼される人物の一人」と称されたオグルヴィ

私の尊敬する経営者の一人でもある「広告の父」オグルヴィ
アメリカで大人気の海外ドラマ「MADMEN(マッドメン)」は正にオグルヴィの生き写しといわれています。
私も観たい!と思ってますが、まだ手を付ける勇気がありません。

彼は高いレベルの成功に向かって、明確なビジョンと深いパッションで語りかけることができる能力を持ち、
ロールス・ロイス、シュウェップス、ユニリーバなどの数々の企業のキャンペーンを成功に導いてきました。
素晴らしい功績がたたえられ、1962年のTime誌では「広告産業において、最も信頼される人物の一人」とまで称されています。

そんな彼が、従業員に教えていたコピーライティングの10つのコツをご紹介します。

1.    Roman-Raphaelson の「book on writing」を3回読むこと

2.    話しかけるような自然なライティングを心掛けること

3.    短い単語、短い文章、短いパラグラフで構成すること


4.    専門用語は使わないこと

   (例:’reconceptualize,’ ‘demassification,’ ‘attitudinally,’ ‘judgmentally.)

5.    どんなテーマでも2ページまでに収めること


6.    引用元を確認すること


7.    書いた当日には送らず、必ず翌日の朝に推敲すること


8.    重要なドキュメントであるならば、同僚に推敲してもらうこと


9.    読み手、聴き手にどんな行動にうつしてほしいのか、自分の中で明確にすること


10.    アクションにうつしたいのであれば書かない。実現したいことを直接伝えに出向く!

過去、Plain EnglishのBlogでも何度もお伝えしているよう、自然に一息で読める短くて簡潔な文章。
それが基本ですね。

また、いいライティングは推敲を重ねることで生まれます。
そして、読み手や聴き手がベネフィットを感じられない独りよがりな文章では、誰も興味をもってくれません。
読み手、聴き手にどんな行動にうつしてほしいのかを明確にし、そのためにどんなライティングであれば興味を持ってもらえるのか、掘り下げていくことが重要ですね。

貴社のウェブサイト、広告、会社案内、読者の求めている情報が盛り込まれていますか?
オグルヴィの10つのコツを実践して、読者の心をつかむライティングを!

We tell your story to the world!!

====
引用元の英文はこちらです。

http://www.ragan.com/Main/Articles/2ed1bc99-8f25-4cc0-8593-d6216c1f31b2.aspx

David Ogilvy’s 10 tips for clear, concise writing
In 1982, the “father of advertising” wrote a memo to his employees about how to write well. His advice in that memo is relevant today.
By David Wright Smith | Posted: January 28, 2014
David Ogilvy is widely hailed as the father of advertising for his ability to communicate a clear vision and a deeper passion at the highest level of achievement.
In many years as an advertising executive and copywriter, Ogilvy produced some of the world’s most iconic marketing campaigns. These include the legendary “Man in the Hathaway Shirt,” plus notable efforts for Rolls Royce, Schweppes and the island of Puerto Rico, among many others.
It was no surprise when, in 1962, Time called him “the most sought-after wizard in the advertising industry.” He was truly the original mad man.
Content marketers can learn a lot from the legendary Ogilvy. He was a pioneer of information-rich, soft-sell ads that didn’t insult  people’s intelligence. For example, he produced “The Guinness Guide to Oysters,” an early form of what youngsters call “native advertising,” in 1951.
[RELATED: Get advanced writing and editing tips from Mark Ragan and Jim Ylisela.]
Today we study Ogilvy’s successful advertising campaigns to learn how to persuade prospective customers, influence readers and create memorable, evergreen content. But the “father of advertising” also has plenty to teach us about productivity, branding, research, ambition—and writing.
On Sept. 7, 1982, Ogilvy sent the following internal memo, titled “How to Write,” to his employees:
“The better you write, the higher you go in Ogilvy & Mather. People who think well, write well. Woolly-minded people write woolly memos, woolly letters and woolly speeches. Good writing is not a natural gift. You have to learn to write well. Here are 10 hints:
1. Read the Roman-Raphaelson book on writing. Read it three times.
2. Write the way you talk. Naturally.
3. Use short words, short sentences and short paragraphs.
4. Never use jargon words like ‘reconceptualize,’ ‘demassification,’ ‘attitudinally,’ ‘judgmentally.’ They are hallmarks of pretense.
5. Never write more than two pages on any subject.
6. Check your quotations.
7. Never send a letter or a memo on the day you write it. Read it aloud the next morning—and then edit it.
8. If it is something important, get a colleague to improve it.
9. Before you send your letter or your memo, make sure it is crystal-clear what you want the recipient to do.
10. If you want ACTION, don’t write. Go and tell the guy what you want.”
We can draw plenty of inspiration from the creative thinkers who came before us. Who inspires you?
A version of this article originally appeared on the Inbound Marketing Agents blog.

We tell your story to the world!!

カリスマ投資家ウォーレン・バフェットから学ぶ、
トップメッセージのベスト・プラクティス

TOP CEO Message

ウォーレン・バフェットのトップメッセージの何がすごいか?5つのポイント

 

先日、「海外向けアニュアルレポートに関するお悩み、教えてください!」で皆様にヒアリングをさせていただきました。
FaceBookメッセージ、弊社info@iinetto.com宛にいくつかコメントをいただきました。
ありがとうございます!

いただいたご質問を何度かに分けて、ご回答させていただきます。

 

Q:トップメッセージについて

経営理念と目標、社会貢献への取組み、ステークホルダーへのメッセージを効果的に伝えるベストプラクティスが知りたいです。

 

A:

本日はある記事から抜粋し、欧米でどういったトップメッセージがベスト・プラクティスなのか、概念からご説明させていただきます!

引用元:
http://www.directorship.com/power-of-the-pen-best-annual-letters-of-the-fortune-200/

 

記事全体を総括し、欧米でベスト・プラクティスといわれるトップメッセージの特徴は?

 

1)正直な業績評価をしていること

2)良いニュースも悪いニュースもざっくばらんに発信していること

3)抱えている問題点に対してどう取り組んでいるのか明確に説明していること

4)業界の変化に対する戦略プロセスを述べていること

5)経営層の質や、株主に価値をもたらすコミットメントをすること

 

当たり前のことのようで現実的になかなかすべてカバーするのは難しいかもしれません。

特に、日本の社長メッセージは形式も読みにくい印象を受けることが多いです。
前置きが長く、メッセージが何なのかわかりにくい。逆ピラミッドの構造になっていないからだと思います。
(逆ピラミッドの法則は「訴求力のある英文ライティング ―逆ピラミッドの法則―」にて詳細をご覧ください)

ここで逆ピラミッドの法則として面白い一例がありましたのでご紹介します。
ウォーレン・バフェットがCEOを務める、BERKSHIRE HATHAWAY INC.の投資向けレターはとても斬新!!

なんとトップページに創設からの業績を赤裸々に明示しています。(数字で明確に報告している、ということですね)

Berkshire’s Corporate Performance vs. the S&P 500

レポートのリンクはこちら:http://www.berkshirehathaway.com/letters/2013ltr.pdf

 

日本で良く見るトップメッセージで残念な例としてもう一つ、内容が小難しくてステークホルダー全員に伝わらないレポートです。

ステークホルダー:

  • 機関投資家
  • 個人投資家
  • 行政機関
  • 政府
  • 従業員
  • 取引先
  • 金融機関

ステークホルダーの中には個人投資家や従業員も含まれるのです。
専門知識のない、一般の方にも正しい情報がわかりやすく伝えられることがとても重要ですね。

ウォーレン・バフェットは投資家向けのレターを書くとき、ご自分のお姉さまに手紙を書くようにしているそうです。
プロの投資家でないお姉さまにきちんと理解してもらえる内容であればきっとそれはステークホルダー全体に理解してもらえる内容ということでしょう。

それでは、次回はより具体的にトップメッセージのベスト・プラクティスについてご紹介させていただきます。

 

 

We tell your story to the world!!

実は、先進国でも最低基準だった
日本のタブレット、スマホ普及率

日本発信のオンラインマーケティング情報をキャッチしていては常に時代遅れ!

弊社ではオンラインマーケティングのサポートの一環として、ウェブサイトやラインディングページの企画・制作をさせていただいております。
(ランディングページについては「ランディングページがなぜ必要か」下記にて詳細をご紹介させていただいております)

サイトの企画段階でお客様よりよくいただくご質問に、海外のディバイスの主流はPCなのかな?タブレットなのかな?スマートフォンなのかな?とご相談を頂くことが多々あります。

実は、アジア圏でも日本のタブレットやスマートフォン普及率は低く、先進国の中でも日本のITに関する最新技術の導入は最低水準と調査結果でも報告されています。
日本人のITへの知識、導入がいかに遅れているか我々は意外と認識できていませんよね。

参考URL:
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS11037_R10C13A7PP8000/
http://www.tabroid.jp/news/2013/07/japanlowest0712.html

“実は、先進国でも最低基準だった
日本のタブレット、スマホ普及率” の
続きを読む

オシャレなレストランでも、これを知っていれば失敗はない!?

Enjoy your holiday!

美味しいお食事を食べたい?それとも、美味しいワインが飲みたい?

この季節、店先をオープンに開け放って、美味しいワインに美味しいタパスに舌鼓を打つ、最高の季節ですね。

私も含め、iinettoスタッフは美味しいレストランと美味しいお酒が大好きです。

リストランテ、トラットリア、ピッツェリア、エノテカにバーカロ、バール…

美味しそうな名前のレストランを見つけるといつもワクワクしてしまいます。

皆さま、エノテカとバーカロって実は、レストランの種類を表す名称ってご存知でしたか?

 

エノテカ(Enoteca)とは?

もともとはイタリア語でワインの貯蔵庫や蔵、ワイン展示館(Wine Library)を表す言葉です。地元向けには売らないような高級志向のワインを旅行者向けに販売するショップをの名称として使用されていたようです。

特徴としては、比較的リーズナブルな金額で試飲でき、そこで購入できるというところですね。

引用元:
http://en.wikipedia.org/wiki/Enoteca
日本ではEnotecaというワインショップが有名ですが、実はレストランの種類を形容する言葉が語源なのです。

 

バーカロ(Bacaro)とは?

こちらはあまり聞きなれない単語ではないですか?

バーカロとは、カウンターにずらりと並ぶCichetti(チケッティ)と呼ばれる軽つまみを食べながら立ち飲みのできる、ベネチア独特のワインバー・エノテカのことで、学生などが集う気軽な立ち飲み屋さんです。

引用元:
http://allabout.co.jp/gm/gc/19270/4/
http://it.wikipedia.org/wiki/Bacaro

こういった名称の意味を知っていると、レストランの名前を見ただけで、お料理をメインにしているのか、ワインをメインにしているのか知ることができます。
お店のコンセプトもわかり、価格帯も把握できますのでぷらっと入りやすかったりしますね。

 

そういえば、先日弊社のエリックと話していた面白いお話も一つ。

「日本のピザのクオリティは素晴らしいよね。でも、ピザの上にジャガイモがのっているのは、アメリカ人には信じられない」・・・と。

我々日本人にはあたり前のことが、こんなところでも違うのだな、と感じた一コマでした。
ゴールデンウィークは大切なパートナーと、ご友人と、ご家族と素敵な時間をお過ごしください!

 

We tell your story to the world!!

海外向けアニュアルレポートに関するお悩み、教えてください!

いいコンテンツ制作には、読み手の知りたい!を知ることから。

「アニュアルレポートを企画する前に知っておきたい基本知識と大切な意識」よりBlogポストさせていただき、一通りのセクションのベスト・プラクティスをご紹介させていただきました。

各セクションとリンクは下記の通りです。

1. 表紙・裏表紙

2. At-a-Glance(アットアグランス)・事業概要

3. 目次

4. 財務ハイライト・重要な数値情報

5. 社長メッセージ

6. 財務情報の年間比較(通常は5年から10年の数値を比較)

7. 任意ページ (コンテンツとしてご提案いたしますが、ここからは必須項目ではありません)

– セールス&マーケティング(営業戦略)
– ビジネスモデル – 経営戦略・成長要因
– パフォーマンスを図る主要な指標
– 目標と進捗
– 将来の展望(財務、製品、イニシアティブ)
– 主要な製品、製品開発 – MD&A(経営サイドからの経営分析)
– ガバナンス
– CSR(社会的責任)・サスティナビリティ(社会的持続性)
– セグメント情報・関連会社情報など – 経営理念・企業価値
– カスタマー、ベンダー、パートナー会社からの声
※上記からいくつかのコンテンツをピックアップして一つのストーリー、セクションに組立てます。

8. 株式情報(株価、配当金など)

9. 財務諸表および注記

10. 監査役の声、意見

11. 補足情報

今回は、ご紹介させていただいたセクション、もしくはそのセクションでもっともっと知りたい!を募集いたします。
ご質問、今考えていらっしゃる悩み、疑問点、なんでもお答え致します。
info@inetto.comまでご連絡ください。

iinettoが一貫してお伝えして参りましたポイントを最後に改めてお伝え致します。

・アニュアルレポートは、一部上場企業だけでなく、ステークホルダーを持つ会社であれば是非、制作をご検討ください。年に一度、企業のミッションや成果、目標を伝えることのできるコミュニケーションツールだからです。

(ステークホルダー=投資家、未来の投資家、当局やベンダー、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして未来の従業員や社会)

・自社をステークホルダーの立場から見てください。自分をステークホルダーの立場に置き換えて、会社のどんなことを知りたいか?どんなことを発信してほしいか社内で議論を重ねてください。

・伝えたいテーマはアニュアルレポート全体を通して、一貫して伝えてください。
読み手がロジカルに解釈できるようになり、また何度も繰り返しテーマを発信することで深い印象を植え付けることができます。

日本の素晴らしさをもっともっとたくさんのステークホルダーに、そしてグローバルに発信して行きましょう!

 

We tell your story to the world!!

ランス・アームストロングの自転車走行のようなスムーズで美しい英文ライティング

英文ライターから学ぶ、美しいライティングの簡単すぎるコツ

以前のBlogで、理解しやすい英文ライティングのコツとして、
SVOを出来る限り密接に関連付け、近くに配置することがポイントであるとご紹介させていただきました。
(詳しくは、「訴求力を高める英文ライティング手法  –Plain English Part8-」をご覧ください!)

本日は、私がRSSしている「Ragan.com」で見つけた英文ライターの記事で見つけた「1 simple trick for writing clear sentences」より
いいライティングと残念なライティングの実例をご紹介させていただきます。

====

幼少期に自転車の練習に励んだ経験、みなさんありますよね。
自転車はぐらぐら揺れて、子供は甲高い声を上げて、倒れる。
理由はただ、ぺダルちょっと強くこぎすぎているだけ。
すごい勢いで自転車をこいで、植木に追突して大泣きしたりしませんでしたか?

ライターと自転車初心者の共通点
冗長的な文章を読むたびに、幼少期の自転車をこいでいたシーンを頻繁に思い起こします。
冗長的で長い文章はまるで、コントロール不能になって道路の脇に追突する自転車のよう。

短い文章を使用することで、問題を回避できるとライターの方にいつもお伝えしています。
理想の文章の長さは14ワード。
もちろんこれはあくまで目安であり、文章によっては更に短くなったり、長くなるのは当たり前ですね。

冗長的で長い文章は、何を伝えたいのかわからなくなる傾向がありますが、
実はとっても簡単な効果的なコツを知っていれば話は別です!

動詞をどこに置くかで変わる
もし、長文 を書くのであれば、主語と動詞は出来る限り近い位置にしましょう。
そして出来る限り、文の始めに持ってきてください。
文法が苦手なのであれば、ただこれだけを覚えておけばOKです。
主語は、文章の主役で、動詞は主役のアクションを表す言葉であること!

では実際に、長文でも読みやすい、いい例をご紹介いたします。

イギリスの小説家であるロレンス・ダレル氏の「アレクサンドリア四重奏」の一節です。

“We abandoned the car in a narrow street by the mosque and Nessim entered the shadowy doorway of some great tenement house, half of which consisted of shuttered and barred offices with blurred nameplates.”
「私たちはモスクの狭い道で車を乗り捨てた。ネシムは安いアパートの暗い玄関口から入った。そこには汚れたネームプレートがかけられ、シャッターでしまっているオフィスと併設されていた。」

正しい方法を知れば長文でもわかりやすい文章が書ける!

34ワードもある、このダレル氏の文章は決して短いとはいえません。
でも理解しやすい。
なぜならば、主語の「We」と動詞の「abandoned」が隣り合わせで始まっているからです。

この文章は複数の文章から構成されています(二つの文章が「and」で結ばれています)。
二つ目の文章の主語である「Nessim」と動詞の「entered」も隣り合わせですね。

これが更にわかりやすい文章をライティングするポイントです。

それでは、もう一つの事例を見てみましょう。
こちらはフランスの文豪、バルザック氏の「ゴリオ爺さん」からの一節です。

“Old Goriot had attached a silver-gilt saucer and vessel like a soup tureen to the cross-bar of a table turned upside down before him, and was twisting a thick rope round the richly-chased metal with such terrific force that he was bending it, apparently into the shape of ingots.”
「ゴリオ爺さんは、彼の前で机をひっくり返し、クロスバーの上に銀燭のコップとスープ皿の容器を置いた。そして太いロープを金属の回りに巻き付けすごい力でそれをまげて、鋳塊にしてしまった。」

この文章は49ワード。
それでも、読みやすい。

繰り返しますが、主語の「Old Goriot」とメインの動詞である「had attached」が密接な位置にあることがコツですね。

ただ、長文はやっぱり残念な文章であることが多い

今度は47ワードある次の文章を読んで比較してみましょう。
新聞記事から抜粋したものです。

“A North Vancouver man stopped by police more than two years ago on suspicion of drunk driving recently had charges against him tossed out by a judge who ruled police violated his rights by not giving him an adequate chance to call a lawyer of his choice.”

 

この文章を読んであたまがくらくらされていないといいのですが。
(これは翻訳を割愛させていただきますがお許しください。)

恐らく正しい意味を理解するために、二回は読みこまないと難しいのでは。
理由はもうお分かりですね。
主語の「a North Vancouver man」から述語の「had changes against him tossed out」までの距離はなんと、14ワード。

「短く」そして「最初の行」に!

この問題は簡単に改善できます。
まず、文章2つの文章に分けて、短くしてしまってください。
そして、はじめの文章を出来る限り短い文章にすることで解決されます。
もし文章が長くならない場合には、主語と述語を密接に位置づけ、文章の始めにおくように意識してくださいね。

これを実現すればあなたも、ランス・アームストロングの自転車走行のようなスムーズで美しいライターになれるはず!

====

いかがでしたでしょうか。
どの英文ライティングがいいのか、悪いのか、ネイティブでなければ判断がつかないと思われている方が多いと思います。

でも、思い出してください。
SECが発信するPlain Englishのガイドラインは、米国で英語がネイティブでない多人種にも理解しやすいことが大前提に作られたガイドラインです。

この記事の例文をお読みいただければ、英語が得意でない方でも、どれが読みやすいか、読みにくいかはご理解いただけたのではないでしょうか。
実際、この記事を書いているライターの英文はさすが、理解しやすく、翻訳も短時間で出来てしまいました。

日本語も英語も、端的にわかりやすく!
多くの人に読んでもらえるいいライティングをしていきたいですね。

We tell your story to the world!!

コストカットとCSRのDouble Win! UPS社の驚きの実例から学ぼう

Priceonomicsの最近の記事でUPS社(United Parcel Service)が2012年のみで1千万ガロンのガソリン(車でいえば、5,300台に相当)を削減した方法について掲載がありました。

その驚きの方法とは….?
運送車のルートを右回りにしただけです。

約10年前、UPS社のエンジニアは運送コストの調査を行いました。
そしてその結果、運送経路を右回りのみに変更することで解決策を見出したのです。
左回りの運送経路の方が高いことを発見したのです。
UPS社はガソリンの消費量を削減しただけでなく、CSRにも直接結びつく大いなる貢献をしたのです。

多くの企業はCSRを植林やゴミ拾いなどの社会貢献であるとご理解されている傾向があります。

確かにそれは間違っていませんが、いかに自社事業を効果的に発展させ、そしてそれがCSRに結び付いていくか、その両方を達成してこそ、本当のCSRと言えるのです。

事業にどの程度コストがかかっているか把握されていますか?

経費や時間をもっと削減できるかもしれません。そしてそれが同時に貴社の社会へのPRになる可能性も含んでいるのです。

オリジナルサイトは下記にてご覧いただけます。(英語版のみとなりますがご了承ください)
http://priceonomics.com/why-ups-trucks-dont-turn-left/

PS. この記事は、企業Blogの素晴らしいケーススタディでもあります。
Priceonomicsはインターネットでの有益な情報発信のサポートをするコンサルティング企業です。

有益な情報と発信のノウハウについて、是非このBlogサイトから学んでみてください!
We tell your story to the world!!

====
英語版のドラフトも添付させていただきます。

Do you know what drives efficiency in your company? We can all learn from a Surprising Practice at UPS

 

A recent article on the Priceonomics website describes how UPS saved 10 million gallons of gas in 2012 alone (the equivalent of removing 5,300 cars from the roads), just by designing routes that use only right-hand turns.

 

About 10 years ago, UPS engineers researched company cost drivers. The solution they came up with was to design all routes to make right-hand turns (this would be left-hand turns in Japan). The researchers found that turning left against traffic results in wasted time, gasoline, and higher rates of traffic accidents.

 

Not only does UPS save gas, they can make a fantastic corporate social responsibility claim that is in direct relation to their business.

 

Most companies get involved in CSR for the public relations benefit, usually taking the form of tree planting, garbage pick-up, and so forth. While there’s certainly nothing wrong with that, how would it be to combine CSR with effective business practices? A double win for sure.

 

Do you know what drives costs in your business? It could be that a creative approach saves you money, time, and gives you a PR boost all at the same time.

 

You can read the original article (English) HERE. http://priceonomics.com/why-ups-trucks-dont-turn-left/

 

PS. This article is a wonderful case study of corporate blogging. Priceonomics is a consulting company that helps pull useful data from the Internet. See how their blog (featured on their top page) provides both informative information and a demonstration of expertise in their field.

 

We tell your story to the world!!

感嘆符(!)も国によって使い方が微妙に違う?!

安易に使用している感嘆符(!)。
英語圏と日本では微妙にニュアンスが異なることをご存知でしたか?

日本で見る英語に翻訳された文書に表記されている感嘆符(!)を見て、たまにどきっとすることがあります。
感嘆符の使用方法が英語圏と日本では微妙に違うのですね。

感嘆符は、英語での使用方法を間違えるとネイティブに不快感を感じさせることがありますので要注意です。

中学生の授業で感嘆文の最後には必ず感嘆符を付記すると習いましたが、文法の観点から安易に判断せず、文意で使用されることをお薦めします。

英語圏では主に、注意、警告、怒り、強調を表現する際に感嘆符を付記します。
我々日本人は、感嘆符を主に強調文で汎用する傾向があります。

例えば、日本語の文章を単純に英訳して、感嘆符を付記したことで意図していない怒りを込めた文章になってしまうケースがあります。
明らかにいい意味を表現している場合や下記のようなセールスレターの文言であれば問題ありません。

Last chance! (最後のチャンスです!)

Ends today! (本日が最終日!)

Only $47.97! (たったの47.97ドル!)

Act now! (今すぐ!)

Don’t forget! (忘れないで!)
※但し、これはセールスレターの場合はOKですが、個人的なレターの場合は避けたほうがいいですね。

Half-price through Thursday! (木曜日まで半額です!)

そもそも、感嘆符は元来の日本語の正書法にはなく、海外から伝わってきてから日本独自の使用方法やニュアンスが築かれたものです。
ここにも英語圏と日本でのダブルスタンダードが生まれていますね。

日本語を英語に翻訳される際には、グローバルスタンダードなニュアンスで感嘆符を使用していきましょう!

We tell your story to the world!!

Investor Relation Best Practice
‐Financial Section –

ここにもあった!日本のガラパゴス化

現在日本の上場企業では、「日本基準」「米国GAPP(基準)」「IFRS(国際財務報告基準)」という3つの会計基準が認められています。

これまでのBlogで我々日本人は言語や文化についても独自文化を大切に守って愛した結果、様々な局面でガラパゴス化してしまっている点にも触れて参りました。

会計基準においてもガラパゴス化は及んでおり、これは国際市場での比較可能性、資金調達手段の多様化を抑制している原因でもあると感じます。

日系企業では大企業のみがIFRSを適用すればいいという考えが多く、遅々として導入が進んでいない状況ですね。
日本政府は当初2015年前後のIFRS導入義務付けを予定していましたが、その2015年を目前に会計基準の扱いの方向性は定まっていない状況です。
IFRS導入のためのローカライズも何社かお手伝いさせていただいておりましたが、2011年頃を目途に縮小傾向になったことを記憶しています。

弊社では海外投資家向けのIR資料の英語版や中国語版の制作のお手伝いさせていただいておりますが、主旨は2つのパターンに分かれています。

1) 海外市場に上場しているため、英語版のアニュアルレポートの提出が必須である企業様
2) 海外市場に上場していないが、海外投資家向けのIRツールとして制作される企業様

1) のパターンでは、監査法人が米国GAPもしくはIFRSの基準に合わせて数値および科目の振替を行いますので、我々が深く関与することはあまりありません。
問題は2)のパターンです。米国GAAPやIFRSにはない日本独自の科目を翻訳する場合、とても苦労します。

金融庁が公表しているタクソノミには、日本の財務諸表の英訳がおおよそ掲載されています。
お客様からのご要望で、タクソノミの英訳を使用することがありますが、ネイティブが読んだとき、その科目が何を意図としているか理解できないことがあります。
http://www.fsa.go.jp/search/20130301.html
勘定科目リスト(EXCEL:3,146KB)

原因は、1)日本にしか存在しない科目であるから、2)注記の補足が不足しており諸表の中身が見えないから。主にこの二つでしょう。

新規の科目を英訳する際は最新の注意を払ってください。
解決方法としては、まず監査法人に相談をしてください。そして、科目の内容の十分な説明と合わせて財務知識のある、ネイティブの翻訳者に相談してください。
一度定訳となったものは、原則変更することは混乱を招くためできません。

安易に翻訳会社に依頼し、直訳してしまうケースが一番危険です。
海外投資家は常に数字を一番に見ています。極論を言えば、財務諸表しかみていない投資家も多くいます。

正しい科目の翻訳と、必要であればきちんとした注記を入れることで、海外投資家に正しい業績や財務内容の説明ができ、効果的にアピールすることができますよ!

ここで、あまり財務にお詳しくない方に、日本の会計基準には存在しない科目ついて一つだけご紹介!

◆有給休暇引当金
世界的に従業員の福利厚生の観点から有給休暇制度が普及されていますが、この制度に対する会計処理がIASと日本基準では大きく異なります。
日本基準では、有給休暇に関しては特に会計上は考慮することなく、給料の締め日において発生した月給を当該月の発生費用として認識しています。有給休暇の発生については、会計事象として捉えていません。
これに対して、IAS(米国GAAPも)では、有給休暇の発生については、会計事象と捉え費用認識することになります。つまり、将来における従業員の有給休暇の消化は、企業にとっては損失であり、その将来損失が当期以前に起因するものであれば、当期末において引当計上するという考え方です。
http://www.aap.or.jp/seviceLine/ifrs/kokusaikaikei08.html

その他にも、米国基準では、日本会計基準でいう「経常損益区分」というものは存在しません。

日本会計基準で営業外費用、特別損失に表示区分される項目のうち、事業に関するもの、例えば固定資産の 除売却損益等は、米国基準では営業費用に計上されます。従って米国基準に基づく営業利益は、 日本会計基準に基づく営業利益よりも少なくなります。

http://www.nsspirit-cashf.com/fs/bs_english.html

少しご紹介しただけでも、え!こんなに違うの、と思われませんでしたか?
これでは海外投資家が日本の財務諸表を見たところで、国際市場での比較検討することは非常に難しいですね。

企業様によっては、SEC(米国証券取引委員会)に上場していなくても米国GAPPの財務諸表を作成されている企業様もあります。
とても時間がかかることですが、素晴らしいと思います。

将来、グローバルに企業展開をお考えであれば、会計基準もグローバルスタンダードに!
元監査法人でのアカウントの知識を豊富にもつエリック・ジャクソンがいつでもご相談に乗ります。お気軽にご相談ください!
We tell your story to the world!!

欧米向けプレスリリースのSEO対策

貴社の海外版プレスリリースを簡単にヒットさせるはじめの一歩

欧米だけではなく、日本でも欠かせなくなっているSEO対策
いまでは誰もが耳にされているかと思います。

【SEO=Search Engine Optimization=サーチ・エンジン・オプティマイゼーション】
特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のこと。

検索エンジンサイトでのキーワード検索結果として、上位ページと下位ページでは、クリック率・誘導率にきわめて大きなかい離がある。
また、検索エンジンサイトの検索結果からの誘導そのものは、他の広告媒体などとことなりコストがかからないため、企業サイトにとって、極めて効果が高く重要なポジショニングとなっている。 このため、検索エンジンが検索キーワードによる検索結果として表示する順位の決定アルゴリズムを分析し、自社サイトの上位表示を目指すための修正・最適化を実施することで、これらを実現する風潮があらわれた。
これが検索エンジン最適化である。

引用元:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96

 

つまり、ユーザーが知りたい、調べたい、と思って検索エンジンで使用するキーワードがありますよね。
それを、自社サイトやプレスリリースにあえて盛り込むことで、検索結果で上位に上がりやすくするための技術です。

【各国のエンジンシェア】
中国 百度(Baidu) 中国インターネットユーザーの約 70%のシェア
米国 Google     中国同様インターネットユーザーの約70%のシェア

graph1

引用元:
http://www.infocubic.co.jp/solutions/seo-service.html
日本もですが、今やGoogleのエンジンシェアは重要視するべきポイントですね。

 

【米国のトップ50の検索キーワード】

  1. New (110,059 times)
  2. First (56,724 times)
  3. Mobile (28,534 times)
  4. Professional (27,859 times)
  5. Most (25,774 times)

the most overused pr words

引用元:
http://www.marketingprofs.com/chirp/2014/24221/top-50-overused-words-in-press-releases-infographic

ただ、単純に和文のプレスリリースを翻訳するだけでは勿体ない。
旬の検索キーワードを把握し、プレスリリースに盛り込んでいくだけで検索率は明らかな変化が見られます。

また、定期的にプレスリリースを発行することも、検索上位に上げるポイントです。
少なくても月に1-2回はプレスリリースを発信できれば理想的ですね。

 

弊社では週3回のブログ更新を継続させていただいておりますが、実際に、Webからのお仕事の依頼が非常に増えております。 また、そのほとんどが、まさに弊社で一番お役に立てると確信している、ただの翻訳ではない、本当に良い英文ライティングを必要とされている企業様からのご依頼です。

それではここで、SEOに関連する情報で一つ以前どこかで読んだ記事の内容をご紹介いたします。

日本人がいつから文章中に「」を多く使用するようになったのか。

弊社Blog「広告のキャッチコピーや企業理念の英語でよく見かける引用符」でも、触れさせていただきましたが、欧米では「」は引用符としてのみ使用いたします。

しかし、日本では固有名詞を指したり、会社の経営理念や、用語を強調する際に汎用していますね。
これは、日本語のキーワードをGoogleに認識させるためのガイドとして汎用されるようになった経緯が一節にあるそうです。

確かに、日本語は英語のように固有名詞や何か特別な意味を示す際に使用するキャピタライズ(単語を大文字ではじめる)のような手法がないため、判別が難しいという特性があります。
それ故に、「」を使用するようになったということもなるほど納得ができますね。

弊社では海外版プレスリリース発信代行のお手伝いをさせて頂いております。
SEO対策はもちろん、読み手のネイティブに訴求力ある文章でライティングさせて頂いております。

広告宣伝費をおさえ効果的なプレスリリースが発信できる方法についてご興味があれば、info@iinetto.comまでご相談ください。

We tell your story to the world!!