あなたの日本語、日本人に伝わっていますか?
– Plain Japanese –

日本語もグローバルスタンダードに

先日「あいまいな日本語からいい英語は生まれない 」にて発信させていただきましたが、
日本人は冗長的であいまいな表現を好むため、文章の内容が非常に分かりにくくなる傾向があります。
せっかくのレポートも読み手に正しく、わかりやすく伝わらなければ全く意味がありません。独りよがりな日本語ではなく、読み手の立場にたって一度ご自身の文章を読んでみてください。

日本語も英語も分かりやすいライティングをするコツは一緒です。
1文をできる限り短くし、シンプルな構造にすることです。

では、日本語の場合の1文の文字数の目安は?
人間が情報を保持できる時間は3秒だそうです。そして1秒間に読むことができる文字数は10文字程度。

ですから目安は「10字×3秒=30字」です。
行政文書なのは特性上30字で納めることが難しいため、60字が目安です。

1文を短くするこつはこちらのサイトをご覧ください!
http://csms-seo.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/sentence-45e8.html
弊社では、企業様の海外IR資料の企画・制作・翻訳のお手伝いをさせていただいております。
決算短信の定性情報でよく見かけるのですが、かかりが多く、表現があいまいな、非常に文章の長いレポートを拝見する機会があります。
ネイティブの日本人でさえ、かかりがどこなのか、言いたいポイントが何なのか、もはや理解できない文章になっているのです。

特に業績が悪化した場合などは、原因と結果をあいまいに表現したいという背景があるのでしょうが、内容を理解できないレポートをだれが読んでくれるのでしょうか?

1文に1トピック、30字以内、このルールを実践するだけでぐんと読みやすく、理解しやすい文章になります。

英語化を前提とした文章であれば尚のことです。
伝えたいポイントが明確な文章であれば、英語に翻訳しても間違った理解で翻訳されることはありません。

ビジネス文書は特に、グローバルスタンダードなPlain Japaneseにしていくべきではないでしょうか。
是非、実践してみてください!

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アニュアルレポート ベスト・プラクティス 【任意ページ】

読み手は投資家だけじゃない!
従業員もビジネスパートナーもベンダーもステークホルダー

 

今日のトピックをお話する前に、なぜアニュアルレポートが企業にとって重要であるか思い出してみましょう。

上場企業にはアニュアルレポートを発行する法律的義務が勿論あります。
しかし、それ以上に企業がアニュアルレポートを発行すべき、いくつかの利点があります。

企業は投資家、未来の投資家、当局やベンダー、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして未来の従業員や社会に、アニュアルレポートを通してコミュニケーションを取り合うことができるのです。

経営層はどういったメッセージをこれら全てのステークホルダーに発信していくべきなのか。

上記に挙げたステークホルダーが貴社のアニュアルレポート対して興味をもつポイントはそれぞれでしょう。
プレインイングリッシュのベスト・プラクティスとして、ひとつの特定ターゲットのためにライティングをすることが挙げられています。

さまざまなタイプの読み手が必要とする答えを提供できるアニュアルレポートを制作するためにはどうすればいいのでしょうか。

ひとつの方法に、充実した任意セクション制作することを推奨いたします。

さまざまな読み手を満足させることのできる、有益で魅力的な情報に飛んだセクションを制作します。
任意セクションは雑誌や新聞の記事のように多くのコンテンツと情報が盛り込まれているイメージです。

前回のBlog「アニュアルレポート を企画する前に知っておきたい基本知識と大切な意識」でアニュアルレポート全体のコンテンツのご紹介をさせていただきました。
下記に任意ページのコンテンツリストを抜粋して再度ご紹介いたします。

7. 任意ページ
–  セールス&マーケティング(営業戦略)
– ビジネスモデル – 経営戦略・成長要因
– パフォーマンスを図る主要な指標
– 目標と進捗
– 将来の展望(財務、製品、イニシアティブ)
– 主要な製品、製品開発 – MD&A(経営サイドからの経営分析)
– ガバナンス
– CSR(社会的責任)・サスティナビリティ(社会的持続性)
– セグメント情報・関連会社情報など – 経営理念・企業価値
– カスタマー、ベンダー、パートナー会社からの声

アニュアルレポートには、法的に定められているコンテンツを盛り込みさえすれば、任意ページには貴社が発信したい情報を掲載してOKです。

ただし、数値やデータについては注意してくださいね。監査法人が監査した数値やデータでなければならないものも含まれている可能性があります。

上記のリストを見てお分かりいただけるよう、アニュアルレポートの任意ページに含まれるトピックスの範囲にはほぼ制限はありません。

一番重要なことは、自社をステークホルダーの立場から見ること。自分をステークホルダーの立場に置き換えて議論することです。

あなたがもし未来の投資家であったら、その企業について何を知りたいと思うでしょう。
企業のトップにどんな質問を投げかけたいと思うか考えてみてください。

あなたがその企業の従業員だとしたら、何を知りたいと思うでしょう?
従業員の立場にたって考えた時に、何を一番知りたいと思うでしょう?

お客様の立場であったらどうでしょう。

ビジネスパートナーであったら、もしくは当局であったら?

読み手の立場から自社をみる習慣と技術を習得してしまえば、すべてのステークホルダーが求めている答えを盛り込んだアニュアルレポートを制作できるのです。

例えば、CSR活動のページを制作するのであれば、そこには政府側からの観点と地域社会、両方が求める答えが記載されているだけでなく、従業員がそれを読んで貴社の従業員であることを誇れるようなコンテンツにしましょう。
ちょっと補足しますが、CSR活動とは社会貢献と理解されがちですが、あらゆるステークホルダーからの要求に適切な意思決定をすることを指しています。ステークホルダーにはもちろん従業員も含まれていますよね。

貴社がどんな企業なのか、業界でどういった立ち位置にいるのか、そしてどんな目標に向かっているのか。
効果的な任意ページは、それらすべての質問に答えることができるのです。

ご経験されている方も多いかと思いますが、効果的な任意ページを制作するにはたくさんのアイディアと多くの時間を要します。
企画とは常に多くの時間を要するものです。
ですが、企画さえしっかり立ててしまえば、実際のライティングは意外に簡単なものになります。

アニュアルレポートのベストプラクティスを実践するために、絶対に忘れていけないこと。それは、表紙や前半のページでたてたテーマの一貫性です。
任意ページでも一貫してそのテーマを使用してください。
テーマを一貫させることで、読み手は貴社のアニュアルレポートを論理的に理解し、また貴社が伝えようとしていることをストーリーで理解することができます。
一貫したテーマはコンテンツに印象を持たせます。

それでは、素晴らしい任意ページの実例をご紹介いたします。
Potash Corp社の2013年アニュアルレポートです。

Potash Corp社はよりよい食物を作るための土壌養分を作っている企業であり、世界経済や地球の環境維持において重要な役割を果たしている企業です。
言うまでもないのですが、ここのIRチームは素晴らしいです。
potash_2013_cover

任意セクションは8ページのMD&Aページから始まります。
企業によってはMD&Aの内容を社長メッセージに盛り込む場合もあります。10Kラップの場合は、SEC指定のフォーマットにMD&Aが記載項目となっています。

 

potash_2013_mda

ここでは、

–    製品概要
–    市場での位置づけ(競合他社との比較)
–    ビジネス環境についてのディスカッション
–    Potashの強み
–    ビジネス戦略
–    リスクおよびリスク管理体制

などの多くのトピックスと情報を盛り込んでいます。

ただ情報が盛りだくさんなだけでなく、フォーマットやデザインを読みやすく工夫しているので、拾い読みをしたい読者、じっくり読み込みたい読者、いずれの読者にも対応できているところが素晴らしいです。

フォーマットとデザインについて一部はすでにPlain Englishでもご紹介していますが、アニュアルレポートで実際にどのような効果的なデザインができるのかは今後のBlogでご紹介させていただきますね。
Potashのアニュアルレポートを参考にするだけでもとても勉強になると思いますよ。

次の任意ページでは、
–    会社の業績
–    業績ハイライト、注釈
–    将来の見通し   について触れています。

potash_2013_performance

そして、最後はさらに素晴らしいページです。

potash_2013_goals_and_targets

 

ここでは、企業の目標とターゲットについてディスカッションしているのですが、Potashは実に正直に目標数値に対する進捗状況を明示しています。
日本企業に留まらず、欧米圏でも目標数値に対する達成状況を具体的数字で明示できている企業はありません。
先日、僕の友人の日系監査法人に勤めている人間も同じようなことを言っていましたよ。これはグローバルに企業に求められている課題でしょう。

ですから、僕はこれをより多くの企業に実施していただきたいです。
そうすることで、ステークホルダーとのコミュニケーションはより意味があり、価値のあるものになると確信しています。

お時間があれば是非、Potashの2013年アニュアルレポートを読んでください。
Potashのように、効果的で有益な情報を発信し、全てのステークホルダーの疑問に答える技術を習得してください。

貴社のアニュアルレポートで何か疑問に思われていることはありませんか?
いつでもinfo@iinetto.comにお問い合わせください。
喜んで質問にお答えいたします!

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英語版のドラフトも添付させていただきます。

Before I talk about today’s topic, let’s go back and take a look at the reasons why companies issue annual reports in the first place.

Of course, public companies issue annual reports because it is required by law. But, beyond that, there are many good reasons why companies should issue thoughtful and informative annual reports.

Companies issue annual reports to communicate with investors, potential investors, governments and government agencies, vendors, customers, business partners, employees, potential employees, society, and others. But, what is the message corporate management should tell to all of these stakeholders?

Now, I just listed 10 different stakeholders who might be interested in reading an annual report, but they are interested for different reasons. The best practices of plain English tell us that we should write for one specific target reader at a time. The question then is how to create one annual report that answers the needs of all of these different types of readers?

One of the ways we do this is through a well-written narrative section. We include information in a way that is informative and engaging, as well as meets the needs for all of these reader groups. A narrative section is the part of your report that most looks like magazine or newspaper articles.

When we gave an overall view of the different sections of annual reports [ADD LINK HERE TO BLOG POST], we listed many different types of content that could fall under the category of narrative section. Here’s the list again:

. Narrative Section

.. Sales and Marketing

.. Business Model

.. Business Strategies, Growth Drivers

.. Key Performance Indicators

.. Targets/Progress

.. Future Outlook (financials, products, initiatives, etc.)

.. Key products, Future Development

.. Management’s Discussion and Analysis (also including risk, segment info, market trends, competition, etc.)

.. Governance and Corporate Leadership

.. Corporate Social Responsibility, Sustainability

.. Other Company Info (regions, segments, subsidiaries, etc.)

.. Corporate Mission Statement (company philosophy, values)

.. Customer/Vendor/Business Partner Testimonials

As long as the company meets its minimum reporting requirements in an annual report, this narrative section can contain almost any kind of information the company wants to publish. Of course, you have to be careful when including numbers and data in these sections, because some of those numbers and data may have to be audited by your accounting firm.

As you can see, you have an almost limitless range of topics to include in the narrative section of your annual report. The best thing to do, however, is to look at your company with a fresh set of eyes. Put yourself in the position of these stakeholders we just discussed.

As an investor or potential investor, what do I want to know about this company? What questions would I ask the company president if I was sitting down at a table with him or her?

Now, pretend you were an employee within your company. What kind of questions do you have? As an employee, what is the single most thing that you would want to know about your company?

How about your customers? How about your business partners? How about governments and government agencies?

If you can master putting yourself in the position of the potential readers, then you should be able to come up with content that answers the questions of every reader.

For example, you could write an article on your company’s CSR activities that answers questions from both government’s and society’s points of view, not to mention your employees, who want to be able to have pride in the company they work for.

As a company, who are you, where are you, and where you going? These are questions you can answer through effective narrative sections in your report.

As you can see, writing an effective narrative section for your annual report takes a lot of thought and a lot of preparation. Fortunately, the planning usually takes the most time. The better planned the content is, the easier it is to actually write.

Also, don’t forget that your annual report (if it’s based on best practices) has a theme established on the front cover and early sections. Be sure to use your theme throughout your narrative section as well. A consistent theme helps your readers navigate logically through your annual report. A consistent theme helps your reader understand the story that you’re trying to tell them. A consistent theme makes sure the content is memorable.

Let’s take a look at an example of a great narrative section: Potash Corp Annual Report 2013

http://potashcorp.s3.amazonaws.com/2013_PotashCorp_Annual_Integrated_Report.pdf

Potash Corp is a company that makes soil nutrients for better food production. They play a very important role in the global economy and in keeping the world healthy. Not to mention the fact that they haven’t excellent investor relations and public relations team.

The narrative section of the Potash Corp 2013 annual report begins on page 8 with their management’s discussion and analysis. Some companies will include this information in their message from the president, or in the case of a 10k wrap, the management’s discussion and analysis is included in the filing with the SEC.

In their and MD&A section, Potash covers a lot of topics and a lot of information. They give an overview of their products,

they provide comparison to their competitors, they offer a discussion about the business environment, they talk about their strengths, they talk about their business strategy, they talk about the risks, and they talk about how they plan to deal with these risks.

That sounds like a lot of information, and it is, but Potash doesn’t excellent job of formatting and design tailored to both types of readers: readers who like to skim and readers who like to read in detail. We’ll talk about formatting and design as part of plain English and effective communications in an upcoming blog post, but a great place to start your study would be with Potash Corp.

The next narrative section of the Potash 2013 annual report goes over business performance, providing highlights, an explanatory review, and a future outlook.

The final narrative section of the Potash 2013 annual report is very interesting. In this section, the company discusses their goals and targets, but he can tell that Potash is very serious about achieving their goals. How can you tell? Because the company gives specific numerical goals to the extent possible, and they track their actual progress towards those goals. This is something that I wish more companies have the courage and commitment to do, because it would make corporate communications and investor relations much more meaningful and much more valuable.

When you get a chance, read through the Potash Corp 2013 annual report and ask yourself if this company is doing a good job of answering the questions in the minds of their diverse stakeholders in a way that is effective and informative to all. Moreover, did they reflect and reinforce the theme (“Food Matters”) throughout the report (my answer: Yes).

Do you have questions about your company’s annual report? Feel free to send us an e-mail at info@iinetto.com. We would be happy to take a look at your report and answer your questions.

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欧米圏の効果的な見出し100選 – Part3 –

思わず読者の興味を引き寄せるトリックワード

ここ数回別のテーマでBlogを紹介しておりましたが、効果的な見出し(headline)100選を引き続きお届け致します。

実はアメリカではこの100選のリストは全米No.1マーケティングコンサルタントと言われているジェイ・エイブラハムがまとめたものではないかと言われているんですよ。 そういえば、 ジェイ・エイブラハムの来日セミナーが4月に日本で行われますね。

これまでにお伝えしてきました通り、見出しを書く際は、貴社の商品やサービスのメインの見出しをみて、顧客は製品についてもっと知りたいと思わせるフレーズが盛り込めているか?常に意識してくださいね。

 

DISCOVER THE FORTUNE THAT LIES HIDDEN IN YOUR SALARY
あなたの給料に潜んでいるお金持ちになるための秘密

「発見」や「秘密」という言葉は、顧客を引き寄せるキーワードです。
ひとびとは常に新しい発見を求め、知りたいという欲求があります。
まだ友人や周囲の人間が知らない「秘められた情報」に人々は興味を持つのです。

 

DOCTORS PROVE 2 OUT OF 3 WOMEN CAN HAVE MORE BEAUTIFUL SKIN IN 14 DAYS
医者は証明しています。三人に二人の女性は、美しい肌を14日以内に手に入れることができことを。

もし医者がこういっているのであれば、それは真実だと考えますよね?
有識者や権力のある人間の発言をアピールする手法は、読み手に興味を持たせることのできる見出しテクニックとしてよく使用されています。

 

HOW I MADE A FORTUNE WITH A “FOOL IDEA”
馬鹿げたアイディアで、億万長者になれた。

人々はありえない方法で成功を導いたサクセスストーリーが大好きです。
一つの理由として、「この人が成功したのであれば、自分もできるのでは?」という考えがあること。
もう一つの理由は、人間は出来る限り楽な方法でお金持ちになりたいという潜在意識があります。
ばかげたアイディアで、もしお金持ちになられるのであればその方法について知りたい!と思ってしまいますよね。

 

HOW OFTEN DO YOU HEAR YOURSELF SAYING: “NO, I HAVEN’T READ IT: I’VE BEEN MEANING TO!”
いや、ずっとそれを読もうと思って…まだ、、、、なんていつもいってませんか?

これは長編書籍を読む時間がない人のための本屋の広告です。
広告の見出しで、時間とお金を節約を約束しているのです。

 

THOUSANDS HAVE THIS PRICELESS GIFT — BUT NEVER DISCOVER IT!
実は多くの人に、この才能が隠れています。

あなたにも隠れた才能や、内に秘めた能力があるかもしれない、といわれたら思わずそれって何?と聞きたくなりませんか。知りたい欲求がくすぐられてしまいますよね。どうしてハリー・ポッターの書籍や映画のチケットが売れたのか。
普通の人間でもスペシャルになれるという希望を持てたからではないでしょうか。
それを約束する見出しはとても効果的です!

 

WHOSE FAULT WHEN CHILDREN DISOBEY?
子供の犯行は誰のせいですか?

子供に対して、申し訳ないな、という罪の意識を心の中で持っているご両親は実は多いのではないでしょうか。
特に、お子さんがなにか間違った行為を行ってしまったとき。
でもそれって誰が悪かったのか。知りたいですよね。そんな興味を引き寄せる見出しです。

 

HOW A “FOOL STUNT” MADE ME A STAR SALESMAN
馬鹿げたアイディアで、ただの営業マンはスーパースター営業マンになっちゃった!

こんなクレイジーで馬鹿げた見出しどうでしょう?
そんな簡単に成功ってできちゃうの?僕だったらその方法を知りたい!と思わず広告に見入ってしまいますね。

 

HAVE YOU A “WORRY” STOCK?
もしものための株式投資、ちゃんとしていますか?

誰もがお金を堅実に貯蓄しておきたいものです。
この見出しはその全てを物語っています。株式投資をしておけば、何があっても安心な財務状況でいられるというのです。この見出しを見たらその方法、知りたくなってしまいますよね。

もっともっといい見出し、見たことありますか?
もしご存知でしたら是非、info@iinettoまで!
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英語版のドラフトも添付させていただきます。

We covered a few different topics, but now we’re back to our 100 most effective headlines of all time. As a matter of fact, most people attribute this list to Jay Abraham, who will be speaking in Japan in April
http://www.abraham.com/

As always, think about your product or service. Is there a way you can use these master headline hints to get your customers to read more about your products?

 

DISCOVER THE FORTUNE THAT LIES HIDDEN IN YOUR SALARY

The words “discover” or “secret” hit a big trigger with consumers. People like to discover new things, be the first to know something. They want to have “inside information” that their friends don’t know yet.

 

DOCTORS PROVE 2 OUT OF 3 WOMEN CAN HAVE MORE BEAUTIFUL SKIN IN 14 DAYS

If a doctor says so, then it must be true, right? This kind of appeal to authority can work very well in headlines to get people to read more.

 

HOW I MADE A FORTUNE WITH A “FOOL IDEA”

People love to hear stories about how others have found success through unusual ideas. For one thing, there’s the “if they can do it, then I can do it” attitude. The other factor is that people tend to want things to be easy. If it’s a fool idea, but you can still get rich doing it, then it must be easy and effective, right?

 

HOW OFTEN DO YOU HEAR YOURSELF SAYING: “NO, I HAVEN’T READ IT: I’VE BEEN MEANING TO!”

This is an advertisement for a book club for people who don’t have time to read long books–and that’s pretty much everyone. Advertising headlines that promise to save you time, money, or frustration are winners.

 

THOUSANDS HAVE THIS PRICELESS GIFT — BUT NEVER DISCOVER IT!
The idea that you might have some kind of hidden gift or abilit inside you is very attractive. Think about why Harry Potter sold so many books and movie tickets. Normal people want to be special. This headline promises that. Very effective!

 

WHOSE FAULT WHEN CHILDREN DISOBEY?

I think many parents have a guilt complex when it comes to their kids. Especially when their kids misbehave. But…maybe it’s someone else’s fault? Maybe the parent can find a way to either (1) get their child to obey, or (2) blame someone else for it!

 

HOW A “FOOL STUNT” MADE ME A STAR SALESMAN

This is like the crazy/dumb/fool idea headline up above. Can becoming successful really be that easy? I want to read more to find out myself!

 

HAVE YOU THESE SYMPTOMS OF NERVE EXHAUSTION?

Have you noticed that many of these winning headlines ask questions? I talk about this in my presentation seminars, but asking a question is one way to induce a trance-like state in the reader or listener. Not the scary zombie trance, but a trance that is an open mind, a focus, and a willingness to listen to what comes next.

Regarding this headline specifically, it appeals to a common problem that many people have–nerve exhaustion. The trick to this headline is that it doesn’t answer the question. It doesn’t say what “these” symptoms are. You have to read the rest of the advertisement to find out. Very clever.

 

GUARANTEED TO GO THROUGH ICE, MUD OR SNOW — OR WE PAY THE TOW!

Guarantees are strong in a headline and strong in a sales offer. The interesting thing about this headline is that they don’t say they’ll just pay the money back for the purchase of the product, they say that they will pay for the tow truck. This causes the reader to envision themselves actually driving down a snowy road (or being stopped by the side of the road with the tow truck). This is that trance that I’ve been talking about. When you start a story, people want to know what happens next. They want to know how it ends. Story telling is very powerful communications.

 

HAVE YOU A “WORRY” STOCK?

People want to be safe. They want to save money. They want to build up money safely. That’s what this headline is all about. It’s asking if people have a stock investment that will always be safe no matter what. That’s a headline that makes people want to find out more.

Have you seen any good headlines lately? Send it to us at info@iinett.com.

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不思議発見!数字から見る文化の違い

十進法と十二進法

以前弊社が協賛で開催させていただいたTOEIC講座の講師、松岡先生が度量衡の観点から欧米と日本の文化や歴史の違いを感じられたという小話をご紹介させていただきます。

中学生の時に十進法と十二進法の授業を受けたご記憶はあるかと思います。
国によって進法の使用は異なり、今も尚、我々の日常生活にも密接に関り使用されています。

十二進法とは、12を低とする位取り記数法。10でなく12が低となった由来は、人差し指から小指の節で数を数えたことではないかと言われています。

一方、十進法はヒトの10本指で数える風習からきていると言われています。中国、ベトナム語は完全なる十進法の数詞を使用しており、中国語から輸入されている数詞を使用している朝鮮語、日本語、タイ語もそれに準じています。

十二進法を使用している欧米の数字表記は13のところで10を表す -teen に切り替わりますね。

さて本題である、松岡先生の幼少の体験談です。

子供のころ文房具屋にいき、鉛筆を1ダース購入されたそうです。
そして鉛筆のキャップも購入されました。

鉛筆1ダースは12本入り。かたや鉛筆のキャップは5本入り。
鉛筆のキャップは3セット購入しなければ足りないのです。

ダースという単位は十二進法のルールである欧米から生まれた単位であり、日本では十進法が主に使用されていますので5で割り切れる単位が1セットであることが多いですね。

松岡先生は子供心に欧米と日本の数字の感覚の違いを感じ取られたそうです。
非常に興味深いですね。
そして、子供心になんて消費者に優しくない規格なのだろうと思われたのでしょうね。

松岡先生はロンドンに留学されていたのですが、イギリスは特にアングロサクソンの十二進法とローマの十進法が混在していてややこしい国だそうです。
ちなみに『パルプフィクション』の冒頭では、ジョン・トラボルタがフランスで「チーズ・クォーター・パウンダー(1/4ポンド=113g)」を「チーズ・ロワイヤル」と呼ぶのはフランスがメートル法(metric system)で、ポンドという単位がわからないからだ、なんて馬鹿にするシーンがあったりもします。

また、アメリカンスクールに通う子供の会話を聞いていて面白いことに気づかれたそうです。
日本語と英語を混在して会話をしているのですが、不思議なことに度量衡が混在することは絶対にないのです。
これは「ルビンの壺」のように両方を同時に認識することはできないからだと言われているそうです(ゲシュタルト心理学)。

もう一つは私の経験から。
弊社では海外向けInvestor Relation(IR)のサポートを強みとさせていただいております。
具体的には決算説明会資料は決算短信、アニュアルレポートの英語版などの企画・制作、翻訳や英文ライティングです。

決算短信の財務諸表や定性情報には具体的な数値表記が頻出されます。

例えばこういった英文を翻訳する場合、

例文(日本語)
今期は、石油の市場価格高騰の影響により、経常利益が1億3千万円下落し、前年同期に比べ、1千5百万円の減益となった。

1億3千万円をみなさんは英語でどう表記しますか?
1,300 million でしょうか?

我々日本人の感覚からすると、百万の単位で区切った表記のほうが数字のイメージがつかみやすいですよね。
実は欧米人の感覚であると、ここは0.13 billion と表記したほうが数値的感覚でぱっと理解しやすいのです。

1億円 = 0.1 billion = 100 million

自然に使用している数字の単位からも欧米と日本の歴史の違いが表れていますね。
では、決算短信の数値表記はbillionを使用するべきなのかmillionを使用するべきなのか。

結論は、できる限りbillion表記にすることを推奨いたします。
数値的な感覚がつかみやすいことが大きな理由の一つです。

ただし、数値の単位が小さいにも関わらず、billionを使用されると逆にそれはわかりづらくなってしまいますので、その場合はmillionを使用してください。

目安は1億の単位がある場合はbillionを使用する。
千万単位である場合はmillionでしょうか。

一番重要であることは、読み手の理解しやすい単位を使用すること。
そして翻訳の過程で数値の単位を間違えては決していけないということです。
英語版のリリースをお急ぎなのであれば、「スピード、正確性」を重視し、翻訳の際のミスを軽減するためにすべてmillion表記にすることも一つの手段です。

翻訳会社や社内の翻訳担当者様に依頼する際、欧米向けに発信するにあたり、数値表記、翻訳のスタイルについて事前に決められておくと、IR担当者様の手間がぐっと省けるのではないでしょうか。

– 数字の表記方法
– FYの表記方法
– 財務諸表の参考元(ここは非常に重要です。注意点も多くあるので今後のBlogでご紹介させていただきます。タクソノミの財務諸表の表記や、日系の同業他社の財務諸表を参考にされることが100%正しい表記とは限りません)
– 使用フォント
– Power Point であれば使用するバージョンの指定

何が正しいのだろう。どちらがネイティブにとって理解しやすいのだろう。
そんな疑問があれば弊社までお気軽にお問合せください!

引用元
http://isyoichi.seesaa.net/article/292635012.html

顧客の心を射止めるために、アバター(Avatar)を作りませんか?

数年前に、アバターという映画が大爆発しましたね。

アメブロでの同じみのアバターも確かにアバターなのですが、実はマーケティング用語でもう一つ重要な別の意味を持っています。
それは、見込客の属性を一つにまとめた仮装顧客像です。

アバターが正確につくれていれば、見込客をどこで探せばいいのか、どういった戦略を選べばいいのかが明確になります。
アバターを作るステップとして、まず、ウェブや媒体が発信しているデータベースで調査を行ってみましょう。

- ソーシャルメディアを使用してヒアリングする
- 新聞や雑誌の記事からもヒントを探る

次に、潜在顧客の人口統計的な属性を調べてみましょう。
統計局などが定期的に更新しています。
参照:http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm

- 年齢、性別、職種、個人履歴、年収、家庭の状況、住居
- 潜在的な会話要素
- 精神的属性
- 心配事
- 欲求の対象(欲しいもの、こと)
- 夢・目標
- 恐怖に感じていること
- 欲求不満であること
- 偏見
- 環境的な属性
- 参加している組織
- 共通単語・表現

こういった情報を集めることで貴社のアバター(Avatar)が明確に浮きだってくるのです。

製品のマーケティングを行うとき、プレゼンテーションをするときなど、このアバターが明確であればあるほど、成功率は高まると言われています。
是非、試してみてください。

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Change the world

 

皆様、月間ユーザー数4,600万人、同投稿コメント数800万以上という、膨大なサイト訪問者数を誇ることで、お化けサイトとも呼ばれている、ハフィントン・ポストをご存知ですか?

日本でも昨年5月に朝日新聞社と合弁し、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンを開設しています。
弊社ではサイトのローンチの記者会見にて、創設者のアリアナ・ハフィントン(Arianna Huffington)氏、CEOのジミー・メイマン(Jimmy Maymann)氏の通訳のお仕事をさせていただきました。

アリアナさんは私の尊敬して止まない女性経営者の一人でです。
お仕事を通じてご本人と直接お会いし、いろいろとお話をさせていただき、また、その際にお嬢様もご同行されており、お仕事の面だけでなく、母としてのアリアナさんなども見ることができ、またとない感動の一日となりました。

アリアナさんの本日のFacebookの投稿で、2013年のSmith College の卒業生に向けてスピーチされた内容がご紹介されていました。

その内容がとてもステキだったのでシェアさせていただきますね。

Arianna_Huffington

https://www.facebook.com/AriannaHuffington?fref=ts

Don’t just take your place atop the world.

Change the world.

現状の世界を上り詰めるのではなく、

世界を変える人になってください。

私なりにかなり意訳させていただいておりますが、皆様にアリアナさんのメッセージが伝わるとうれしいです。

アメリカから紙の媒体(新聞)という存在をなくし、ウェブ上でのニュースサイトという新しいメディアを作った先駆者です。
公私ともに大変苦労されているアリアナさんだからこそ、発信できる言葉、伝わってくる言葉だなぁと、ただ感動してしまいました。

パワー全開、さぁ今週も頑張ろう!

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日本の古き良きキャッチコピー

何をもって良いキャッチコピーと言えるのか?

先日、オフィス近辺でランチに行った際に見つけた1956年の洋酒の寿屋主催のカクテルコンクールの広告です。

この広告、このキャッチコピーいいなあと思わず写真におさめました。

contest

一九五六年度のノーメル賞グランプリにふさわしい色・味・香りの傑作をお寄せください。

ホーム・コクテル・コンクール

洋酒際に協賛して『洋酒天国』談上でご好評いただいておりましたノーメル賞グラン・プリを募ります。
”ウン、これいける”というような飲み物を作って下さい。
しろうと、くろうとを問いません。ふるってご応募を!

良いと思ったポイント

・話言葉を使用している
・わかりやすい
・リズムがいい
・雰囲気や香りが伝わってくる
・具体性がある
・行動要請がある

特に、

”ウン、これいける”というような飲み物を作って下さい。
しろうと、くろうとを問いません。ふるってご応募を!

ここがとってもいいですね。
話言葉を使用することで、読者に問いかけている感じが共感を得られますよね。

また、行動要請(応募)を明示している点もいいですね。

リズムにこだわりすぎて何を伝えたいのかわからないキャッチコピー
和製英語を濫用してしまい、意味が不明なキャッチコピー
デザインにこだわりすぎてキャッチがおろそかになっている広告

残念なキャッチコピーをたくさん見ます。
この広告、すっごくかっこいいけど何を伝えたいの?
そういう広告が増えているように思います。

洋酒の寿屋の広告はバランスが取れており、とても素敵なキャッチコピーだと思います。

お酒つながりになりますが、もう一つ。
実は僕、神谷バーの広告が個人的に大好きです。
読み手(飲み手)の気持ちを十分に理解して制作されていて、思わず「そうそう!」とうなずいてしまいます。
キャッチコピーの重要なポイント、読み手の気持ちをぎゅっとつかむ、共感を得れる広告です。

お時間がある時に是非ご覧になってみてください。
http://www.kamiya-bar.com/adv.html

 

We tell your story to the world!!

3.11

Our thoughts and prayers are still with all of those so terribly affected by the March 11, 2011 disaster in Tohoku.

東日本大震災から早くももう3年経ちました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地の皆様の「復興」のため、これからもできることをしていきます。今日という日を忘れません。

2014年3月11日 大松澤 実絵

見た目にもこだわりたい!美しいレイアウト
– Plain English Part11 –

フォント・レイアウトにこだわっていますか?
良いドキュメントであるポイントは内容だけではありません。

日本語は1語が同じ幅のため、箱組のレイアウトが見やすいとされていますが、欧米言語は主にワード単位がいくつか集まって文章が成り立っているため、箱組にすると非常に見づらいレイアウトになってしまいます。

それぞれの言語の特性を理解し、それにあったレイアウトにすることで、ネイティブにとって見やすい、読みたくなるウェブサイトやレポートを制作することが出来ます。

内容がいかに素晴らしくても見にくいレイアウトでは、誰も読みたいとは思いません。
是非、フォントやレイアウトにはこだわって制作をしてください。

前回のBlog「意外と知らない、英語と日本語のレイアウトの違い–Plain English Part10 –
でご紹介させていただきましたレイアウトに引き続き、更に細かいレイアウトのコツをご紹介いたします。

– 行間(ラインスペーシング、レディング)
行と行の間隔を調整し、テキストの密度や可読性を調整してみましょう。
行間を十分にとることで、長い段落でボリュームのある読み物でも見た目の風通しがよくなり、読者に読んでみようという気持ちを起こさせることができます。

通称「ベタ組」と言われるスペースを空けずに文字を配置する方法は、息苦しく読む気をなくさせてしまいます。最低でも2ポイントは空けるようにしましょう。

prainenglish11-1

11/15が最も行間を広くとっています。11/11に比べ読みやすい印象を受けませんか?

–  行の文字数
理想的な行の長さは32文字~64文字と言われています。
これ以上長くなると、読んでいくうちに文字を追うことが困難になる場合があります。
文字サイズが小さければ小さいほど行の長さは短くするとベターです。
新聞や雑誌などを見るとわかりますが、情報開示資料と異なり、ページの端から端までびっしり文字が並んでいることはほとんどありませんね。

段組みにするとさらに素早く大量のテキストを読むことが出来ます。平均の段組みは25文字~40文字とされています。
その際、段組みと段組みの間に十分なスペースを空けることを忘れずに。

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一番上の例が、非推奨の端から端までテキストを並べた例。二番目が文章の長さを調整したもの。三番目が箱組の例です。

–  段落の長さ
ぎゅうぎゅうに詰まっている読み物を、見た目を風通しのよい印象に変えるコツの一つに、段落を出来るだけ短くするというテクニックがあります。
これは最近の日本語のBlogなどのレイアウトでも主流になりつつありますね。

また、出来る限り箇条書きで情報を列挙することで、読者が流し読みすることが出来、情報が頭に入りやすくなります。

prainenglish11-3

–  表の使用
伝えたいことを何も全てをテキストで列挙する必要はありません。
テキストの内容を表に書き換えることで、読み手は素早く明確な情報を入手することができます。
Afterのように表にまとめることで同じ情報量でもテキストの分量を減らし、パッと見て情報を理解することができますね。

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– グラフィック
表と同様にグラフィックを使用することも情報をすばやく明確に伝えることができるポイントです。
The Visual Display of Quantitative Information」の著書として有名なEdward R. Tufte氏はグラフィックの重要性と価値についてこのように述べています。

究極のグラフィックとは、定量的情報を論理的に考えるためのものである。一連の数字を表現したり、それを更に掘り下げたり、または簡潔にまとめるのならば、それらのデータをグラフィックとして視覚化すること最も効果的である。さらに統計情報を分析し伝達するための手法として、洗練されたデータグラフィックは簡潔でありながらも高い効果を発揮することができる。

At their best, graphics are instruments for reasoning about quantita¬tive information. Often the most effective way to describe, explore, and summarize a set of numbers—even a very large set—is to look at pictures of those numbers. Furthermore, of all methods for analyzing and communicating statistical information, well-designed data graphics are usually the simplest and at the same time the most powerful.

同書の51ページでは、優れたグラフィックを作るための基本原則にも触れています。

優れたグラフィックは限られた空間の中で、読み手に最小限の時間の中で、最大限の情報を提供することができるものである。
また、優れたグラフィックは本当に伝えなければいけない情報を正しく伝えられるものである。

Graphical excellence is that which gives to the viewer the greatest number of ideas in the shortest time with the least ink in the smallest space.
And graphical excellence requires telling the truth about data.

- デザイン
グラフィックのデザインは懲りすぎずシンプルにしましょう。
一番重要であるデータが目立つよう、不要な要素は出来る限り省きます。
ややこしいデザインにすることで、大切なデータが見づらくなることが一番残念なケースです。

必要のない3Dエフェクトやドロップシャドウ、パターン、グリッド線を乱用することで、肝心な数値がいまいちわからなくなってしまうような下記のグラフィックがいい例です。

prainenglish11-5上の3Dの図ですと、数値を見分けることが下の図に比べて困難であり、かつクオーターの比較がしづらいですね。

–  ビジュアルの比率
基準値がゼロで始まっていないグラフィックは差異を歪める可能性があるので、使用は避けましょう。
下記の棒グラフを見ていただくとお分かりいただけると思いますが、ゼロ以外の基準値は読み手に数値判断を誤らせます。

prainenglish11-6– 時間の流れ
基本的なところですが、時間の経過に伴う情報を示すグラフィックの場合、時間は過去から未来に向かって流れるように明示してください。
Beforeの図では、ぱっと見た瞬間に時間の経過と共に収益が減少しているような印象を与えてしまいます。

prainenglish11-7

– データの順序
読み手が情報を素早く理解できる表示方法にしましょう。例えば、海外株式市場の年次リターンを示した下記のリストはアルファベット順ではなく、数値の大きい順に並べるとわかりやすいですね。

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11回に渡ってお伝えしてきた米証券取引所発行「A Plain English Handbook」ダイジェスト版、いかがでしたでしょうか。

欧米ネイティブ目線で書かれたガイドブックを読むことで、グローバルスタンダードで良いとされている英語がどういったものなのかをご理解いただき、海外とのコミュニケーションや社内教育、英語力アップのお役に立てていれば幸いです。

引用元:https://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

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アニュアルレポート ベスト・プラクティス【財務ハイライト】

スナップショットのように、一目ですぐわかる効果的で有益な財務ハイライトの見せ方出来ていますか?

アニュアルレポートをデザインされるのであれば、読者に価値ある情報を発信できる、そんなアニュアルレポートにしたいですよね。
いや、必ずそうすべきですよね。

貴社の財務ハイライトセクションでそれを実現しましょう。

読者はアニュアルレポートを通して貴社の何を知りたいと思っているのでしょうか?

– 貴社のこれまでの業績
– 現時点の業績
– 将来のビジョンや目標数値
– 目標に向かってどのようなマネージメントを行うのか
– どういった経営層がマネージメントするのか

といったところでしょうか。

アニュアルレポートの財務ハイライトは貴社の過去と現在を一目で読者に伝えることが出来るセクションです。

良い財務ハイライトは、読み手が貴社の業績動向を簡単にキャッチすることができるセクションであり、
貴社が読者に伝えたい主要指標の進捗や、ポジティブな数値の動きなどの業績数値に注目を集める絶好のチャンスです。

それでは、貴社のアニュアルレポートのどこに財務ハイライトを入れるべきなのか?

僕は出来る限りレポートの前に財務ハイライトを持ってきて欲しいと考えています。

企業によっては1ページや2ページ目に掲載する場合もありますし、財務諸表の始めのページに掲載されている場合もあります。
社長メッセージの一部として財務ハイライトを盛り込んでいる企業もいらっしゃいますね。

Walmart社 2013年のアニュアルレポート

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At a Glanceの事例でもご紹介させていただいたWalmart社です。
Walmart社のレポートはやはり最高です!
読み手はまるで写真を見るかのように、重要な情報を一目でキャッチできる素晴らしい財務ハイライトです。

Walmartは成長率、レバレッジ、利回りの主要数値を明示することで読み手に企業の業績の動きをアピールしています。
また、主要セグメントそれぞれの重要な数値を大きく、読みやすく見せることで読み手の注目を引いています。

Danone社 2013年アニュアルレポート

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僕はヨーグルトが大好きでDanone社のアニュアルレポートも大好きです。

Danoneは5つの数値と簡単な説明を用いて特集を組んでいます。右ページで更に細かい情報に触れています。
また、数値の補足情報となる財務担当役員からショートメッセージを盛り込むことで読み手にわかりやすく説明しています。

あえてここが惜しい!と言うならば、財務比較を前年比ではなくもう少し長期的な期間で見せれると更に読者にとって有益な情報になると思います。
FedEx 社2013年アニュアルレポートです。

fedex_fin_high
これは非常にシンプルな財務ハイライトの例です。
クリエイティブではないけれども、良いページといえます。

ポイントは読者が前年比(2012年~2013年)の数値と5ヵ年の財務の動きを見て理解できるところですね(ページ右側)。

そしてS&P500とFedEx社の配当金の比較をグラフで表しているところも一目でわかりやすく、いい見せ方だと思います。

貴社のアニュアルレポートには自慢できる財務ハイライトがありますか?
ご要望いただければ弊社でアニュアルレポートのデザインや内容についてレビューさせて頂きます。
お気軽にお問合せください!(info@iinetto.com)
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英語版のドラフトも添付させていただきます。

If you design your annual report to offer value to your reader (and you should), your financial highlights section can almost design itself.

What is it that your readers want to know most about your company?

. Where you’ve been
. Where you’re at now
. Where you’re going
. How you’re going to get there
. Who’s driving the bus (i.e. management)

A financial highlights section in your annual report will give your reader a quick look at where you’ve been and where you are, at least according to your reported earnings.

A good financial highlights section makes it easy for the reader to pick out trends. It’s also a good chance for you to draw their attention to numbers your want them to see (progress in your key performance indicators, positive trends, etc.).

Where should your financial highlights section be in your report? I’m in favor of putting it as close to the front of the report as possible, but you’ll see financial highlights sections in a lot of different locations. Some companies make it the first one or two pages. Some companies put it just before the details financial statements. Some companies even include financial highlights as part of the president’s or CEO’s message.

Here are some interesting examples of financial highlights.

Walmart Annual Report 2013
Again with the Walmart, but they do a good job in their reporting. This is a strong financial highlights section that makes it easy for the reader to catch all of the important information in a quick snapshot.

Walmart gives the reader trend information according to Walmart’s key drivers (Growth, Leverage, Returns). The company also draws the reader’s attention to important information for each of the company’s main business segments in large, easy-to-read numbers.

Danone Annual Report 2013
I like yogurt and I like Danone’s annual report. The company features their top five numbers with a brief explanation on one side of the page, and on the facinge page, Danone goes into more details. The highlights even include a short message from the EVP-Finance to help the reader put the numbers in context. If I was to complain about anything here, I’d say it would have been nice to show trend information for a longer term than just year over year change.

FedEx Annual Report 2013
This is a very plain, straight-forward financial highlights section. Not very creative, but it gets the job done. Readers see year-on-year numbers (2013 vs. 2012), five-year trends (on the right side of the page), and how the company’s share prices are performing compared to the S&P 500 and FedEx peer companies.

Does you company have a financial highlights section you want to brag about? Want to have iinetto review your annual report for design and language (we’d be happy to)? Send us a line at info@iinetto.com.

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