アニュアルレポートの欧米トレンド

海外投資家に発信するのであれば、是非欧米トレンドを知っておこう!

アニュアルレポートは、株主や従業員、その他のステークホルダーにダイレクトにメッセージを伝えるまたとない機会です。
レポートの内容次第で、有効なマーケティング資料にもなり、全く使えないただの紙になる可能性だってあります。

アニュアルレポートにもさまざまな様式があるのをご存知ですか?
今日は、みなさんもよく目にする主なアニュアルレポートの種類についてご紹介いたします。

1)
Traditional Annual Report(典型的なアニュアルレポート)
財務諸表、株主へのメッセージ、会社概要、ビジネスモデル、今後の見通し、重要な決断、ガバナンス、役員の経歴などを含む長いタイプのレポート

2)
Summary Annual Report(要約された短めのアニュアルレポート)
1)    のような典型的なレポートをギュッと凝縮した短いレポートです。
通常、財務情報詳細や注釈がなく財務ハイライトのみの掲載です。もっと詳細を知りたい読者には10-Kで確認してもらうよう誘導します。

3)
10-K Wrap(10-K ラップ)
制作費用(印刷費用)がぐっと抑えられるので、欧米では最もポピュラーなアニュアルレポートになりました。
10-Kラップとは様式「10-K」での届出文書を文字通り表装(ラップ)し、米証券取引委員会(SEC)に提出するレポートです。
Traditional Annual Reportに比べ情報やチャートや情報が少ないですが、それに相対する情報が盛り込まれています。

4)
Integrated Report(統合レポート)
最近よく耳にするようになりましたね。米国よりどちらかというとヨーロッパでトレンドですね。
Integrated Reportは、財務情報と企業の社会的持続可能性についてまとめたレポートです。
オンラインレポートやアニュアルレポートのアプリがあるのをご存知でしたか?
また少数ではありますが、オンラインレポートのみ(印刷物を出さない)の会社も増えてきましたね。

オンラインでの開示はアニュアルレポートの発信や株主とのコミュニケーションのためのツールとして非常に重要です。
米商品取引所(SEC)は、投資家への発信ツールとしてソーシャルメディアの使用に関する規制緩和を行いました。

今や、30社以上企業や金融機関がiOS対応のアプリでアニュアルレポートを制作しています。米GE 社は特にアプリが充実していますので是非、ご覧になってみてください。

アプリでのオンラインレポートは今後アニュアルレポートの大部分を占めてくるでしょうね。もっと掘り下げた内容は別のBlogでご説明させていただきますね。

アニュアルレポートのトレンドとは(NIRI 2012年調査結果)

NIRIの調査結果からいくつかポイントとなる数値情報をご紹介いたします。

・回答者の88%がなんらかの様式でアニュアルレポートを制作している。
2010年の調査結果は87%、2008年の91%からは少し減少。

・インフレ調整後や景気後退の4年後のレポートの印刷予算の中央値は2%増の65,000ドルに上昇。

・印刷用アニュアルレポート毎の費用中央値は上昇し続けており、2008年以降44%増、2010年からは31%増。

・オンラインアニュアルレポートの予算は2010年より30%増、2012年の制作費用平均は15,330ドル。(中間=5,000ドル)

・Traditional Annual Report代わりに、Summary Annual Reportや10-K Wrapいずれかの様式を使用している傾向がある。

・印刷用アニュアルレポートの全体のボリュームは51~100ページのレポートが主流である。

引用元:
Latest Trends in Annual Reports
http://www.niri.org/Main-Menu-Category/resource/publications/Executive-Alert/NIRI-Annual-Report-2012-Survey-1413.aspx

====

英語版のドラフト原稿も記載させていただきます!

The annual report is one of the few chances during the year that company management gets to talk directly to its shareholders, employees, and other stakeholders. Some companies view it as a major marketing document, while others look at it like an expensive nuisance. Accordingly, annual reports come in all shapes and sizes, some extremely useful, some not very useful at all.

Here are the major types of annual reports you’ll see used in practice most frequently.

. Traditional Annual Report
Long-form report that includes detailed financial statements, shareholder letter, company overview, business models and future outlook, important initiatives, governance, management bios, etc.

. Summary Annual Report
Much shorter and much less detail than a traditional report. Usually just financial highlights without details financials and notes. Readers are referred to the 10-K for more details.

. 10-K Wrap
Growing in popularity because of lower production costs (for printing). The 10-K Wrap is the form 10-K filed by the company with the SEC, a front and back cover, and some editorial content (letter to investors, business overview, etc.) by the company (but much less information, charts, editorial information than a traditional annual report).

. Integrated Report
A new trend in reporting, more popular right now in Europe than the United States. An integrated report combines parts of traditional financial report with sustainability social responsibility.

“An integrated report is a concise communication about how an organization’s strategy, governance, performance and prospects, in the context of its external environment, lead to the creation of value in the short, medium and long term.” Source: http://www.theiirc.org

We’ll talk more about the integrated reports in the future.

. Online Reports and Annual Report Apps
While only a few companies are doing online-only reports, online disclosure is becoming a very important means of distributing annual reports and talking to shareholders. The SEC has relaxed rules on using social media to make investor relations announcements.

To date, more than 30 companies, financial institutions, and not-for-profits have created annual report apps for iOS. U.S. company GE in particular has put a lot of resources into their app.

Online reporting (and apps) will become an even greater part of annual report and investor relations communications, so we’ll deal with this in detail in a separate blog post.

Trends in Annual Reporting

According to the National Investor Relations Institute, these are some of the key trends in annual reports (2012 survey)

Latest Trends in Annual Reports
http://www.niri.org/Main-Menu-Category/resource/publications/Executive-Alert/NIRI-Annual-Report-2012-Survey-1413.aspx

Key Points from NIRI 2012 annual report survey . 88% of 2012 respondents produce an annual report in some form, holding steady with 2010 results (87%), and down slightly from 2008 (91%).

. After four years of decline and after adjusting for inflation, median annual reports print budgets increased by two percent in 2012 (to $65,000).

.The median cost per printed annual report copy continued to increase, up 31% over 2010 and 44% since 2008.

. Electronic/online annual report budgets have experienced an increase of 30% over 2010; the average cost of producing an online report in 2012 was $15,330 (median=$5,000).

. In lieu of a traditional annual report, respondents continue to utilize alternative annual report formats such as the Summary Annual Report and the 10-K Wrap.

. Median printed annual report total length remains steady, between 51 to 100 pages.

なぜ自社Blogである必要があるのか?

貴社の重要な財産(記事)が一気になくなってしまったら!?

日本でBlogと言えば、著名人によるBlogツールを使用したBlogですね。
用途によってはとても便利で有益ですが、もし今後グローバルに展開されることをご予定されているのであれば、自社Blogへの切り替えをお薦めいたします!

自社BlogをBlog提供会社で運用する場合のデメリット

理由1:
Blogツールでは独自ドメインの設定ができません。

Googleでは、同じドメインからはある一定の個数までしか検索結果に反映されてきません。
なので、たとえば「六本木 おいしいお店」という記事を書いたとしても、著名人が同じキーワードで記事を書いていたら、検索結果にはほぼ表示されないという結果です。

理由2:
余計な広告が表示されます。
あなたのBlogにBlog提供会社が選んでいる広告が表示されます。
せっかくあなたのBlogに見込客が到達しても、余計な広告に興味をひかれ、サイトを去ってしまう確率が上がります。

理由3:
Blog提供会社の規則に乗っ取って運用する必要があります。
・商用利用の禁止
・突然の仕様変更やメンテナンスが発生する
・ブログの著作権がBlog提供会社側である場合もある
最悪、規約違反をした場合無条件でブログを削除されてしまう可能性もあります。

つまり、Blogツールに記事を投稿した段階で、その記事の著作権はBlog投稿会社に移行してしまうケースがあり、もはやそれは自社の財産ではなくなっているということですね。

理由4:
Blog提供会社がBlogサービスを終了した場合データがすべてなくなってしまう。

それまでの大切な財産が、自身の理由でなくなくなってしまうなんて恐ろしいですね…

理由5:
海外SEOに非常に弱い
ここが本日お伝えしたい一番のポイントです!
国内有名Blog提供会社では国内での認知度は高いですが、海外では認知されていないケースが多いです。そこで海外向けにコンテンツを発信したとしても、検索にひっかかる可能性は弱いです。

自社Blog作るのって大変じゃないかと思われている方、多いと思います。
弊社でも導入していますが、Wordpressなどを使用されると大変便利です。
最初の導入は少し手間がかかりますが、導入後はBlog提供会社と同じような感覚で投稿が可能です。
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コミュニケーションのポイントは全てここから!
AIDAの法則をご存知ですか?

魅力的なプレゼンテーターはこれを実践しています。
Attention|Interest|Desire|Action

2月1日(土)にセミナー「世界の競合にプレゼンテーションで勝つための法則」を開催いたしました。
たくさんの皆様にご参加いただき心より感謝いたします。

ほんの一部セミナーの内容をご紹介させていただきます。
今回はAIDAを主軸に、おもしろいプレゼンテーションの根本的な構造についてレクチャーさせていただきました。

AIDAとは?
http://m-words.jp/w/AIDAE383A2E38387E383AB.html

Attention(注目)

Interest(興味を引く)

Desire(欲求をもたらす)

Action(行動要請)

昔からあるマーケティング用語なのですが、一般的にはそこまで浸透はしていませんね。

まず、プレゼンテーションを聞いてもらうために注目してもらう。
そして興味を継続させ、もっと聞きたい、もっと知りたいという欲求を起こさせる。
最後に実際に起こしてもらいたい行動要請です。

注目させるためにもいくつかの手法があります。話上手だなあと感じる方はこれを実践しています。
プレゼンテーションのみならず、ビジネスシーンで上司や部下と話し合うとき、お客様と交渉する時、プライベートで大切な話を伝えたいとき、全てのシーンで使える方法です。

プレゼンテーションではパワーポイントとにらめっこされる方が多いかと思います。
資料も数値も大切な説得材料ですが、まずは聴き手が面白い!もっと聞いてみたい!そんな気持ちにさせるプレゼン方法について一人でも多くの方にお気づき頂けたら幸いです。

今回は4時間半のセミナーでしたが、これは1日、2日かけてもっともってブレイクダウンしていきたいと感じました。
3月に次回のセミナーを開催予定ですが、同テーマにてお時間を拡大し、お届けしたいと考えております。

seminar2
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アニュアルレポートは誰に向けてのメッセージ?

アニュアルレポートはただの年次報告書ではない。
重要なマーケティング資料です!

 

アニュアルレポートはステークホルダーに向けて発信するツールの一つですが、ここで改めてステークホルダーとは何か?

  • 機関投資家
  • 個人投資家
  • 行政機関
  • 政府
  • 従業員
  • 取引先
  • 金融機関

アニュアルレポートは誰に向けて発信するもの?と質問されると、ついつい投資家に向けてという概念にとらわれがちです。
しかし、取引先に会社案内としてお渡しする企業様もありますし、企業の内側から見がちな従業員にとってみれば、
自社の経営陣の考えを知ることができる希少なツールです。

ステークホルダー(読み手)をきちんと想定して読み手にとって有益な情報を盛り込み、うまく活用することで、アニュアルレポートの費用対効果は各段にあがります。

日本でよく見られるアニュアルレポートで残念なポイントは、過去の業績や実績にフォーカスしすぎる傾向があります。

例えば、アニュアルレポートを投資家の観点から見てみるとします。
その企業に投資したい!と思う要素として、過去の実績も重要ですが、その企業にどの程度の将来性・可能性があるかがポイントになります。

企業の「現在と今後」にもっとフォーカスしてテキスト(内容)を展開することで読み手にとってより有益なレポートになるのです。

また、日系企業があまり得意としないKPI (業績評価指標)についてより具体的に明示することも重要です。
具体的な数値目標を設定し、達成するためにどのような経営陣がどのようなオペレーションを行うのか説明してください。
ゴールまでの達成状況を具体的に報告することも有益なレポートとされるポイントです。

また、経営者がどういった数値や指標をKPIの判断基準にしているかも盛り込むと数値への信頼性が増しますね。

Walmart社のアニュアルレポート(PDF)内のMD&A(21ページ)は非常に良い例ですのでご紹介いたします。
Company Performance Metricsには具体的にKPIをどういった単位で評価するのかなどが記載されています。

1

※画像クリックで拡大します。

全体的にも非常によくできているレポートですので、是非ご一読ください。

アニュアルレポートは、ただの年次報告書ではなく企業の主要マーケティング資料として使用できるツールです。

あなたも一人のステークホルダーです。
あなたの欲しい情報は何か?あなたの知りたい情報は何か?それが貴社のアニュアルレポートには盛り込まれていますか?

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2月19日(火)グローバル企業の為の企業カルチャー浸透セミナーを開催いたします。

従業員満足度が高い海外企業の共通点

弊社もようやく3期目突入です。一緒に働く仲間も増え、当たり前のことですが、ますます責任についてや、会社のリーダーとしてどうあるべきかなど、考えるようになりました。弊社の場合、多言語の翻訳を取り扱っている為、働く仲間もさまざまな国の方々です。
そこで、アメリカの企業で、従業員にとって働きがいがあると評価されている企業の共通点を調べてみたところ、大きくわけて以下の3点でした。

1.No rules just for the sake of rules
(形式だけのルールはない)

2.A corporate mission that employees can believe in
(従業員にとって、会社の使命に意義がある)

3.Adding value to employees beyond salary
(会社が従業員に対して、お給料以外の価値を与えている)

従業員満足度の高い会社として、Google, Zappos(ザッポス), Whole Foods Marketなどが有名ですね。

Googleを例に取りあげると、 仕事の20%の時間を自分の興味があるプロジェクトに使うことができ、その成果を定期的に発表するそうです。
この結果、Google AdWordsGoogle Labs などが生まれました。

続いて、靴の通販会社で、2009年11月にAmazonが同社史上最大の買収額で買収したZappos。
Amazonは買収時点でZapposが扱う靴などの商品をすでに取り扱っていたにもかかわらず、Zapposを独立したブランドとして存続させました。これは、重複や余剰などの冗長性を嫌うアメリカ式のマネジメントからすると、AmazonがZapposのブランド価値をいかに高く評価しているかわかります。

Zapposの第一のプライオリティーは企業文化。カスタマーサービスに関するルールがなく、対応時間の制限もなければ、それぞれに権限と予算が与えられており、お客様の心を動かす為ならば、「ほとんど何をしても良い」といった斬新なルール。そこから生まれたさまざまな感動のストーリは様々な記事で取り上げられています。

今回、アメリカ進出サポート実績No.1の株式会社イマジナ様と共同で、「グローバル企業の為の企業カルチャー浸透セミナー」を開催させていただきます。海外に拠点のおありの企業様を中心に拠点先のグローバル環境において、多様な価値観を持つ社員が何を求めているか、そして企業理念を具体化し、どう社内外に浸透させていくのかを、豊富な成功事例をもとにお話しいたします。

ご興味のある企業様はinfo@iinetto.comまで、ご連絡いただければ幸いです。
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In honor of Martin Luther King, Jr. Day (Monday, Jan. 20)

キング牧師もPlain Englishを使われていた

アメリカでは、1月20日(月)、Martin Luther King Jr. Day(米国のキング牧師の記念日)でした。

I Have a Dream」(私には夢がある)で知られる有名なスピーチを行い、アメリカの人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)を終わらせるための非暴力抵抗運動を行った方ですね。

 

今一度、キング牧師のスピーチを聞いてみようと思い、ネット検索したところ、非常に興味深いサイトを発見。

キング牧師の有名なI Have an Dreamスピーチの音声に合わせて原稿テキストがスクロールしていくものを見つけました。

出てくるテキストは実際にキング牧師が書いたもので、スラッシュになっているところは、実際のスピーチでは話さなかった部分になっています。

http://freedoms-ring.org/?view=Speech

MLKJ

MLKJ1

また、Palin Englishで書かれてあること、そして、パブリックスピーキングをする上で大変参考になる良い例だと思いました。

 

素晴らしいポイント:

1. 声のトーン

2. 話すリズム

3. キーとなるフレーズを繰り返し使っている(I have a dream、Now is the time等)

4. 訴えの一貫性

5. 聴き手の観点で(心に入り込む)スピーチしている

人々を奮い立たるキング牧師のスピーチ、ぜひ聴いてみてください。

 

本Blogの英語

In honor of Martin Luther King, Jr. Day (Monday, Jan. 20). Here’s an interesting website that scrolls the text of Dr. King’s famous I Have a Dream speech together with the audio.

Crossed out text = planned but not spoken in the actual speech Italicized text = added to the speech on the spur of the moment

http://freedoms-ring.org/?view=Speech

A great lesson in: English
. Plain English

Public Speaking
. Tone
. Rhythm
. Repeating the key phrase (I have a dream)
. Building the case for his argument

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日本と米国ではちょっと違う、アニュアルレポートの定義

海外に発信していくご予定があれば、まずは海外のアニュアルレポートの定義も知っておきましょう!

日本ではアニュアルレポートを「年次報告書」「ディスクロージャー」など、様々な形態と用途で使用されていますが、米国のアニュアルレポートとは米証券取引所(SEC)が義務付けるレポートであることをご存知でしたか?

本日はアニュアルレポートとは何か米国の定義にて、簡単にご説明させていただきます。
定義:

  • シェアホルダー(株主)に会社情報を開示する、主要な公式文書
  • CEOのメッセージ、財務諸表、経営成績、セグメント別情報、新製品/サービスの展望、子会社の活動、研究開活動などを盛り込んだ報告書

引用元:
http://www.sec.gov/answers/annrep.htm

株主総会を開催する会社は、株主へアニュアルレポートの提出を義務付けられています。

引用元:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

1974 年には、開示情報を更に幅広いものに特定し、アニュアルレポートの必要性を強化。
企業は強化項目である、法令順守(コンプライアンス)に関する報告をするためにアニュアルレポートにおける弁護士の役割が増えた。

引用元:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

では、アニュアルレポートで開示が必要とされる情報は何か?
その1:
財務情報およびそれに付随する財務情報

  • 貸借対照表(2年分)
  • キャッシュフロー計算表(3年分)
  • 財務情報(5年分)

(売上高、営業利益、経常利益、長期負債、償還可能優先株、一株当たりの配当金等の情報を含む)

その2:
MD&A(正式名称:Management’s Discussion and Analysis)
経営層による財務状態と経営成績の分析報告
(資金の流動性、資本調達、経営成績、業界の傾向、重大な報告事項(例:合併や訴訟))

その3:
主な取扱製品/サービス/製品の原材料や新製品の開発状況

その4:
役員紹介

その5:
自社の株式情報

引用元:
http://www.inc.com/encyclopedia/sec-disclosure-laws-and-regulations.html

 

最後に僕が推奨するアニュアルレポートのリンクをご紹介いたします。
Agnico Eagle社
http://ir.agnicoeagle.com/files/doc_financials/2012/AEM-2012-AnnualReport.pdf

このアニュアルレポートの素晴らしさは今後のBlogで説明させていただきます!
次回は、アニュアルレポートを実際にうまく使っている企業をご紹介いたしますのでお楽しみに。

====
今回は英語のドラフト原稿もご参考までに記載させていただきます。

Definition:
The annual report to shareholders is the principal document used by most public companies to disclose corporate information to their shareholders. It is usually a state-of-the-company report, including an opening letter from the Chief Executive Officer, financial data, results of continuing operations, market segment information, new product plans, subsidiary activities, and research and development activities on future programs. The Form 10-K, which must be filed with the SEC, typically contains more detailed information about the company’s financial condition than the annual report.
http://www.sec.gov/answers/annrep.htm

Legally required for any company that has an annual shareholders’ meeting
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

“In 1974, the SEC tightened requirements on annual reports by specifying a broad range of information that must be provided, and it frequently amended them in subsequent years. Corporations have consequently made greater efforts to scrutinize their reports for compliance with the law, increasing the role of lawyers in producing what was once the work of accountants.”

From:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report
What is required in the annual report:
・Certified financial statements and other specific items.

    • Two-year audited balance sheet and a three-year audited statement of income and cash flows.
    • Five years of selected financial data (including net sales or operating revenues, income or loss from continuing operations, total assets, long-term obligations and redeemable preferred stock, and cash dividends declared per common share).
    • Management’s discussion and analysis of the firm’s financial condition and results of operations. (discussions of the firm’s liquidity, capital resources, results of operations, any favorable or unfavorable trends in the industry, and any significant events or uncertainties).
    • Brief description of the business covering such matters as main products and services, sources of materials, and status of new products.
    • Directors and officers of the corporation must be identified.
    • Specific market data on common stock must also be supplied.

From
http://www.inc.com/encyclopedia/sec-disclosure-laws-and-regulations.html

Here’s an annual report from a company that does it right:
http://ir.agnicoeagle.com/files/doc_financials/2012/AEM-2012-AnnualReport.pdf

(We’ll evaluate this report in detail in the future)

NEXT: How do Smart Companies Use Their Annual Report?

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こんなに違う日本人の感覚と外国人の感覚

面白い、と思うコミュニケーションが、外国人から大批判を受けてしまう実例

昨日、下記のリンクの記事を読み、私は大変衝撃を受けました。
今回のこの騒動は我々日本人と外国人の感覚、受け止め方の違いの恐ろしさを目の当たりするものだったと思います。

すでに下記のリンクの記事の動画は非公開設定になってしまいました。
Youtube から確認できたサイトと動画のスクリーンショットも付けておきますね。

日本語の記事
http://realtime.wsj.com/japan/2014/01/21/%E5%85%A8%E6%97%A5%E7/

English Article
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/01/21/ana-ad-ruffles-foreign-feathers/

Youtube
http://youtu.be/mX7BvNS-GKA

photo

グローバルコミュニケーションの場で、人種の特徴をユーモアに利用することはビジネスシーンでは非常に危険です。
グローバルビジネスに向けた内容でないとしても、避けるべきですね。

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意外と知らない、英語と日本語のレイアウトの違い
 – Plain English Part10 –

貴社の英語版ウェブサイト、アニュアルレポートのレイアウト、ネイティブは違和感を感じているかもしれません!

英語と日本語の性質の違い

  • 英語のアルファベットは半角表記、日本語のひらがな、漢字、カタカナは全角表記が主流である
  • 英語は単語(ワード)単位で、日本語は文字(キャラクター)単位である

実は、これらの性質の違いが各言語の理想のレイアウトに深く関係します。

日本語は箱組といわれる、一行の文字数が一定であることが見やすく理想的なレイアウトです。

例:弊社ホームページのトップページです。 赤枠で囲んだ箇所をご覧ください。

一行9文字で一定しています。

3

箱組を英語に適用すると、このようにハイフネーションが入り文字間に不規則なスペースが入り、読みづらいレイアウトになります。

4

 

左寄せにすると… 2

 

ハイフネーション (ハイフン)を取ると更に読みやすくなります 。

5

 

左寄せのレイアウトは右に不規則なスペースが入るので、違和感を感じる方も多いかもしれませんが、ネイティブにとってはこれが読みやすいレイアウトとされています。

日系企業の英語版アニュアルレポートのお手伝いをさせていただく際、日本語と同じ感覚で箱組をご希望されるお客様が多いのですが、文字の性質やネイティブの観点を考えると箱組は理想的とはいえません。

米証券取引所(SEC)でも左寄せのレイアウトを推奨しています。

ご参考までマイクロソフトWord 2010でハイフネーションの設定する方法はこちらです。

1

知っていると知らないでは大きな違いです。読み手の観点で読みやすさを追求して行きたいですね!

引用元:米証券取引委員会(SEC)より http://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

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セミナー開催!2月1日(土)「世界の競合にプレゼンテーションで勝つための法則」

How to Wow:
Present Persuasively to an International Audience and Win Every Time
世界の競合に「Wow」と言わせるプレゼンでコンペを勝ち取ろう!

 

プレゼンテーションの悩みを抱えられている方、とっても多いと思います。
内容はとってもいいのに、伝えたい信念は素晴らしいのに、ああ!残念…というプレゼンテーションをやってしまった。また、ご覧になられた経験がある方いらっしゃいますよね。

プレゼンテーションに関するサイトや書籍は多く出版されていますが、魅力的なプレゼンテーション資料やプレゼンテーターはあまりいない。

理由は様々ですが

  • サイトや書籍には本当に求めている答えがないから
  • 普通のプレゼンテーションをしても人は感動しないから
  • あなたのプレゼンテーションに対する考えかたが間違って教育されてしまっているから

一度、固定概念を捨て、プレゼンテーションのありかた、手法についてブレインストーミング
しませんか?

今回は、弊社COOのエリック・ジャクソンが世界のプレゼンテーション、プレゼンテーターのケーススタディをご紹介しながら、皆さまの悩みを解決できる新しいプレゼンテーションの法則をご提供させていただきます。

詳細はこちらです!(画像クリックでPDFが開きます)
presentation※日英版は同じ内容にになります。(日本語は一部補足あり)

お申込みは必要事項(会社名・氏名・電話番号・メールアドレス)をご記入の上、メール(info@iinetto.com)にてご連絡ください。

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